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リリ
目覚めの案内人
純粋な非二元(悟り)の観点から心のセラピストとして活動しているリリです。
幼い頃から、この世界への諸行無常感を抱え、極度に繊細で敏感(HSP)な自分に生き辛さを感じいました。20代の時に訪れた絶望を機に悟りの探求を始め、一瞥・覚醒を数度体験。
セッションでは表面的な改善でその時だけの状況を変えていくのではなく、より本質的かつ根本的な改善方法に導くことを心がけています。
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人生が虚しいあなたへ|その虚しさは目覚めのチャンスです

枯れたバラ

こんにちは。リリです。

生きていると時に、「人生が虚しい…」というような、空虚感を抱える時があります。

それは、人生に絶望した時に起こる感情かもしれないし、逆に何もかも満たされて、それでも完全ではないと気づいた時に起こるかもしれません。

虚しさを感じる瞬間は人それぞれですが、地球規模で目まぐるしい変容を遂げている今、人生に対して虚しさを抱えている人は多いように感じます。

私自身も幼い頃から、この宇宙世界への虚無感を抱えていました。

「どうせ全てはやがては朽ちていくのに、なぜ私は今生きているのだろう?永遠のものなどない世界で何のために生きているんだろう?」

そんな虚しさが、物心がついた時からはっきりとあったのです。

時に、哲学的なことを必死に考えてみた事もありました。ただ、中々出す事のできない答えに涙することも。

私は、「どうして人は死ぬのに生まれるの?」とそんな質問を、母に対して泣きながら問いかけるような、少し変わった子供だったのです。

そのように、空虚感を抱えたまま生き続けるのは非常に苦しい事だと思います。

何をしても虚しかったり、明確な意味が見出せないと、行動に対するやる気やエネルギーというのもどんどん削がれていってしまいますから。

よって今回は、虚無感人間だった私が、人生の虚しさへの対処法をお話していこうと思います。

実はその虚しさ、とっても素晴らしい気づきのサインである可能性がありますよ。

目次

あなたの人生が虚しい理由

窓を眺める少年

多くの場合、精神状態が不健全になると、「空虚感」「虚しさ」を抱えることとなります。

そして、その不健全さには人間が本来、持ち合わせている本当の望みが大きく関わっています。

人間の本来の生きる動機というのは実は、共通しています。

それは創造性の発揮・進歩・成長です。

芸術であれ、スポーツであれ、勉強であれ、仕事であれ、自分が心から望む創造している時に、人は、充実感ややりがいを見出します。

この感情を感じている時は、空虚感とは無縁です。

また、人は、自分の進歩、成長を感じる時、本当の意味での喜びを感じます。そもそも人間が、そのように作られているのです。

だからこそ、世界の技術や科学は日々進歩し続け、止まる事がありません。

そして、これら創造性の発揮・進歩・成長というのは、基本的に全て、自らの内側からやってきます。

それは閃きであったり、インスピレーションだったり、気づきだったり、あらゆる形で。

そのように、本質的な個人的満足感というのは、全て、内面からやってくるのです。

じゃあ、なぜ人は空虚感を感じるのか?といえば、それら創造性の発揮・進歩・成長を無視した生き方をするからです。

そして、その原因には子ども時代の教育が深く関わっています。

どういう事なのか、これから詳しく説明していきますね。

子どもの時、私たちは、この本当の望みである、創造性の発揮・進歩・成長から引き離され、外発的動機に向かうように訓練されます。

どういう事かといえば、多くの親や大人が子供に対して、人生の成功のためには、外発的動機…つまり、他人からの目(世間体)や他人からの承認の方が、重要だと教え込むのです。

例えば、「将来、周りから見て恥のない、良い生活をするために、今勉強を頑張りなさい。親の言うことを聞きなさい。」とそんな風に、です。

その結果、遊びや娯楽や芸術などは軽視され、放棄すべきものだと判断されていくようになっていきます。

これが空虚感の始まりです。

実際、内的動機を放棄して得られる社会からの報酬というのは、一時的かつ表面的であっても、確かに存在します。

よって、子どももそんな一時的かつ表面的な報酬を得るために、自分の本当の心の喜びは放棄しよう。と、そんな気になっていきます。

こうして私たちは幼い時に、大人たちに行われる一種の洗脳によって、「他者からの承認」であったり、「罰を受けないための規則従事」を優先し、自分の真の喜びを放棄していくのです。

その時は、その選択の方が正しく見えるし、単純に誰からも怒られないので楽です。

ですが、その選択は、決して真の充足感、幸福感を満たしてくれる事がありません。

その理由は簡単で、自分の本当のやりたい事、創造性の発揮・進歩・成長を無視しているからです。

それらを無視したところに、真の満足感などは決してありません。

ですが、大人たちからの洗脳を信じ込んでしまった人たちは、大人になると、給料のために嫌な仕事を続け、不満のある人間関係を、誰かに非難されないために無理やり続けるのです。

その結果、人は、どんなに成功したり、名誉や権力や財力を得たとしても、虚しさを感じる事となります。

この流れをうまく表したのが以下の画像です。

学生のイラスト
インスタグラムより引用)

CREATIVITY(創造性)・INTELLIGENCE(知性・知識)が、学校マシンの影響で流れ出てしまっています。

これが多くの国で実際に起きている事なのです。

例えば、とても素晴らしい収入の良い仕事に就いたとして。

その仕事が、純粋にやりたいものではなく、自分の地位や名誉のためであったり、自慢するためのものであった場合。

物質的に豊かになったり、周りに自慢できたりと、一時的な欲は満たされます。

ですが、内側では魂の望みとの結びつきがないので、結果、いつもどこか虚しさを抱えることとなります。

そして、「どうしてこんなに自慢できる仕事をしているのに自分は満たされないのだろう?」とそう感じることになるのです。

空虚感を取り除くには?

財宝

じゃあ、その空虚感を取り除くにはどうすればいいか?

その答えは明白で、自分の真の動機に素直になる。という事です。

これは「いうは易し行うは難し」で、時に大きな変化を要することになるかもしれません。

仏教の聖者、ブッダが良い例です。

ブッダは釈迦族の王様の子供として、とても贅沢な生活と美しい奥様に恵まれました。

でも彼はいつも虚しさを抱いていました。というのも、それらが、彼の魂が本当に求めているものではなかったからです。

その結果、彼は家族や王国の全てを捨てて、身一つで夜中に家を飛び出し、悟りの探求の旅に出ました。その時、奥さんのお腹の中には自分との間にできた子どもがいたにも関わらず、です。

その選択をするのは決して容易ではなかったでしょう。

家族に失望されるのは当たり前ですし、安定した生活の全てを捨てる事となるのですから。

でも、彼は自分の魂が本当に望む道をあゆみました。そして、空虚感を超えて、やがて悟りを見出したのです。

実際に私の空虚感を埋めたもの

ちなみに、私も望まない人生を送っていた時期がありました。

周りの目と生活の安定を気にして、大手企業のOLになり、無難な親からも褒められるような人生を送ろうとしていた時期があったのです。

その時の私の心の中はまさに空虚。人生の全てが虚しくて辛くて、楽しくなかったです。

その虚しさを埋めようと、唯一の喜びである、海外旅行に執着することもありましたが、欲が深まるばかりで、虚しさが埋まる事は決してありませんでした。

ですが、一度全てを捨てて、今、こうして心の発信をしている事は、まさに魂の喜びそのものです。

そこに虚しさは一切、ありません。

もちろん、最初から全てが報われたわけではありませんが、それでも続けていられたのは、やはり、この仕事をすることを私の魂が心底望んでいるからです^^

そのように、魂が望んだ道である時には、リスクを負って変化を起こす事が大切です。

全てを手にした後の空虚感とは?

猫の横顔

ただ、時に、全てを手にして満たされた後に、空虚感を覚える事があります。

前述したブッダもまた、生まれつき、全てを手にしたようなそんな恵まれた環境で育ったにも関わらず、満たされない思いがありました。

そのように、この世界には、成功の全てを手にしたにも関わらず、空虚感を感じる人がいます。

ラム・ダスというアメリカのスピリチュアルティーチャーをご存知でしょうか?
彼はもともと、非常に聡明で、ハーバード大学の心理学教授でした。

ラム・ダスには当時、名誉も地位も財産もありました。

でもこの世界への虚しさが拭えず、いつまでも満たされなかったそうです。その結果、紆余曲折ありながら、最終的にラム・ダスはインドの聖者、ニーム・カロリ・ババへと導かれました。

そこでラム・ダスはやっと、自分がこれまでずっと追い求めていたものに出会います。それは、時空を超えた「無条件の愛の体現=悟り」という真理でした。

これは人間の本質的望みである、成長・進化の究極のゴールであり、ラムダスの魂は、ブッダと同じように、真理を求めていたのでした。

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この種の虚しさは、冒頭でお伝えした通り、私が幼い頃から抱えていた虚しさでもあります。

私は特段恵まれた家庭などではなく、ごくごく普通の家庭で育ったのですが、なぜか私の中にも、幼い時からこの思いが強くありました。

生まれれば死ぬ。

これは、この宇宙世界の絶対的な理(ことわり)です。

美しい花がやがては枯れていき、立派で素晴らしい建造物がやがては老朽化していくように、この宇宙世界には永遠のものが1つもなく、全てはやがて朽ちゆいていく運命にあります。

私たち人間の寿命も100年ほどなので、もちろん永遠ではありません。

300年後、今の70億人以上の人類の中で生きている人は誰もいませんし、世界もどんどん変化していきます。

星の寿命は何億光年とも言われますが、それでもいずれは寿命がきて、滅びる時がきます。

宇宙世界はそんな途方も無い「誕生→死」のサイクルを繰り返し続けています。

では、そんなゴールの見えない繰り返しに、一体何の意味があるのか?といえば、その本質的な意味を見いだすのは、そう簡単なことではありません。

そうやって、世界の本質を見ていくと、人生に対して抱く虚しさは、ある意味で当たり前の感情です。

世界の虚しさに気づく人の中の一部は、革命に満足を求め、ある人は前述したように、外界から喜びを貪ろうとさらに貪欲になり、ある人は宗教や哲学に傾倒し答えを求めます。

結局、「死という虚しさを超えた…永遠なものを知りたい!」という欲求もまた、人間が本来、本能的に持ち合わせた欲求なのです。

そして、この虚しさを解消しようとあらゆる試みを始める所から、人類の意識の目覚めが始まっていきます。

というのも、そんな世界の本質を考えた時に来る虚しさというのは、この世界のあらゆる宗教・哲学を包含し、超えた真理への誘いだからです。

いわば、この世界は目覚めのためのゲームにすぎません。

唯一の永遠である場所、「悟り=無条件の愛」を体現することに真剣になるならば、あなたの虚しさは根本的な部分から、取り除かれていくことでしょう。

終わりに

今日は人生に対する虚しさについて、お話させていただきました。

今回の内容をまとめます。

要点まとめ
  • 虚しさを感じる原因は自分の魂の本音を無視しているから
  • 空虚感を埋めるには、魂の本音に目を向ける事が大切
  • 世界そのものへの虚しさは真理をしることでしか解消できない
  • 虚しさの先に永遠の真理がある
  • 永遠の真理とは悟り(無条件の愛)であり、時空を超えている

いかがだったでしょうか?

人生に対する虚しさというのは、決して悪い感情ではありません。

それどころか、自分の魂の本当の望みに気付いたり、目覚めのチャンスともなり得る感情です。

大切なのは、どんな理由であれ、その虚しさ解消のキーは、自分の魂の本音が握っている、という事です。

私も幼い頃からこの世界への虚しさを抱え続け、20代でやっと、このあらゆる哲学や宗教を包含し超越した「悟り」に行き着きました。

そして今、心から望む、そんな悟りの伝道を仕事にしています。

悟りに関しては他の記事でも色々詳しくお話していますので、興味がある場合、是非読んでみてください。

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それでは今日はこの辺で。

愛を込めて。

リリ

枯れたバラ

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