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リリ
目覚めの案内人
純粋な非二元(悟り)の観点から心のセラピストとして活動しているリリです。
幼い頃から、この世界への諸行無常感を抱え、極度に繊細で敏感(HSP)な自分に生き辛さを感じいました。20代の時に訪れた絶望を機に悟りの探求を始め、一瞥・覚醒を数度体験。
セッションでは表面的な改善でその時だけの状況を変えていくのではなく、より本質的かつ根本的な改善方法に導くことを心がけています。
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ノンデュアリティと引き寄せの違い・共通点について

こんにちは。リリです。

引き寄せの法則の教えではよく、「自分の思考が現実となる」という風に教えがなされています。

引き寄せの法則ブームが起こって以来、多くの人が、そんな引き寄せの教えに興味を持ったり、実践して見たことだと思います。私も以前、引き寄せを学んで、色々なことを実践していた時期がありました。

ですが、ちょっとした引き寄せは起こっても、大きな願望だったり欲望というのは中々叶わなかった人が大半ではないでしょうか?

なぜ引き寄せが中々叶わないのか?そこにはちゃんと理由があります。

そして、世界には一切意図することなく、自分の想像をはるかに超えた素晴らしい引き寄せ(まさに奇跡そのもの)を起こしている人もいます。

それは、ノンデュアリティな生き方を実際に誠実に実践している人たちです。

よって、今回は、引き寄せとノンデュアリティの関係に関してお話していこうと思います。

引き寄せの法則に興味がある方も、ノンデュアリティに興味がある方も必見の内容ですよ^^

目次

ノンデュアリティ(悟り)と引き寄せの法則の大きな違い

みずみずしいお花


まず、ノンデュアリティの教えと引き寄せの法則の説く内容の大きな違いについて。

クライアントさんや読者さんからよく頂く質問に、以下のような内容があります。

ご質問者さん

悟りを説く人(ラマナ・マハルシ等)は「あなたの思考は現実ではない。」というけれども、引き寄せの法則では基本的に、「あなたの思考が現実化する。」と言っています。
その2つの教えはまるで真逆ですごく矛盾を感じるのですが、どういうことなんでしょうか?

確かに、「思考は現実ではない。」「思考が現実化する。」この2つってまさに真逆のことを言ってますし、頭がこんがらがってしまってもしょうがないと思います。

ですが、よくよく見ていくと、これらの教えは、決してどちらも嘘を言っているわけではなく、本当のことを言っています。

一体どういう事なのかと言えば、悟りと引き寄せの法則の間で生まれる矛盾は、抽象度がまるで違うが故に、生まれただけなんです。

抽象度の違いからくる矛盾

ノンデュアリティの教えは、全スピリチュアルの教えのゴール的な教えです。

ノンデュアリティの教えは、この自我(エゴ)の生む宇宙世界が”実在しないもの”と気づき、実在するのは「分離のない無条件の愛のみ」であるという事を見い出すための、究極的に抽象度の高い教えなのです。

そんなノンデュアリティの教えに対して、引き寄せの教えは、もっと抽象度が下がります。

引き寄せの法則は、分離した自分(自我・エゴ)がより健全で幸福になるための教えなんです。

つまりは、私たちが現実世界と思っているこの宇宙世界の中で、私たち個人個人がより楽しく明るく生きていくための方法として「思考が現実化する」と伝えているのが引き寄せの法則なんです。

ですから結局、どちらも正しいことを言っているのですが、抽象度が違うが故に、このような真逆の主張が生まれてきてしまいます。

簡潔に言えば、以下のようになります。

悟りの教え…個人としての自分が存在するという”自我(エゴ)”からくる思考こそが、全ての苦しみの根源である。個人を捨てて、無条件の愛そのものとして目覚めて初めて、永遠の真理そのものとなり、苦しみから解放される。

引き寄せの法則の教え個人が存在することを前提として、多くの地球人の思考のスタンダードが、”ネガティブより”であるため、もっと明るい思考へと変えて、思考による引き寄せを人生に起こして人生をもっと楽しく生きやすくしよう。

結局、悟りの教えが究極的な幸福への道を指している事に違いはありませんが、引き寄せの法則はそこに向かっていく途中プロセスとして、大きな役割を果たす教えと言えるでしょう。

ノンデュアリティ(悟り)と引き寄せの法則の共通点

では次に共通点ですが、ノンデュアリティと引き寄せの法則の共通点は、明け渡しが大切だと主張している点です。

引き寄せの法則を説くティーチャーの多くは、「自分の願望を明確にした後に、その願望への執着を手放そう。」と言います。

ノンデュアリティの教えでも同様、「あらゆる執着を手放して今ここに寛いでいよう。」と教えます。

ここは全く共通しています。

ただ、そんな中、引き寄せの法則の実践を行う人たちの多くが、願望を叶えたいから引き寄せを学ぶのに、その願望を心から手放さないといけないというジレンマに陥ります。

引き寄せの法則を学ぶ多くの人の意識には、「自分の願望を明確化する→願望を叶えたいから」という思いが当然としてあります。

よって、「自分の願望を思うままに叶えたい」がスタートとしてあるので、結果をコントロールしたいという思いが当たり前にひっついてきます。

そんな風に、結果をコントロールしたいのに、それとは真逆の、「結果に全く期待せずにコントロール欲を手放す」という事を行わなくてはならないので、それが中々うまくいかない…というジレンマです。

これはまさに以前の私がそうでした。

私も一時期は引き寄せにはまって実践をしまくっていた時期があって、いくつか叶った願望もありましたが、結局、一番叶えたい願望は、切実度が高く真剣が故に、執着度も高く、叶う事はありませんでした。

ですが、ノンデュアリティを実践し始めてからは、そういったジレンマや悩みが浮かんでくることは殆どなくなっています。

ノンデュアリティな生き方には自然に引き寄せが起こる


ノンデュアリティの教えの根本には「全てあるがままに。」という教えが根付いています。

もちろん、伝える人によって個人差はありますが、基本的に、思考にとらわれず、真の自分(分離のない真我)にフォーカスを当てて、日々の心の浄化にフォーカスを当てて生きていこう。というような教えです。

よって、そこには、自分の願望実現のプロセスはなく、明確な明け渡しがあります。

ノンデュアリティの教えは一見、つまらない修行のような教えに感じるかもしれません。

ただ、面白いのが、引き寄せなど一切興味がなく、ノンデュアリティを真剣に実践している人の方が、大きな奇跡が起きているということです。

その非常に良い例として、「今目覚めゆくあなたへ」という素晴らしい本の執筆者であるマイケル•A・シンガーが挙げられます。

マイケル・A・シンガー
amazonより引用)

マイケルは月収3万円から年商300億円規模のビジネスの成功を納めることとになった”無欲”な男性であり、しかも、このビジネスの成功は、決して彼自身が望んだことではなく、全てが流れとして起きたことでした。

彼の人生は奇跡とも呼べるような引き寄せの連続でした。

例えば、難しい資格の試験をうけることがあり、やる気が出ずに勉強を1分もしないままテスト前日となり、その前日に数時間だけ勉強したところ、その数時間だけ勉強した部分がテストに丸ごと出て、無事合格したり…。

彼の人生にはいつでも、引き寄せ以上の引き寄せが頻発し、その結果、素晴らしい伴侶と、大きな繁栄を手にしたのでした。

なぜマイケルにこれらのことが起こったのか?といえば、それは決して偶然ではありません。

彼は10代の頃から非常にスピリチュアリティな世界を意識しており、悟りの実践に非常に真剣でした。

その結果、あらゆる奇跡が日常にもたらされる事となったのです。

悟りを真剣に求め、実践する人の多くに、このような奇跡的な引き寄せが起こっています。

私自身も、悟りに非常に真剣になってからはシンクロニシティが連発して、素晴らしい奇跡や導きと言えるような出来事が頻発し、その結果、心の幸福度が年々、高まっていっています。

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よって個人的に思うのは、自分が望んでいるものを望んだ通りに叶える事がたまに可能なのが引き寄せの法則で、望んでいる以上のものが与えられるのは、ノンデュアリティの方だと思います。

結局、本当に幸せになりたいのであれば、願望実現よりもノンデュアリティにフォーカスした方が随分と近道になるように思います。

もちろん、学びを強制する事はありませんが、この世界は自分の願望を叶えるためにあるのではなく、愛を学ぶためにある、愛の学び場です。

ですから、人間には愛による精神的成長というプロセスがあり、愛の偉大さに気づき、成長が深まっていけば行くほど、自分の願望を思い通りに叶えずとも、人生が楽チン、かつ、幸せになっていきます。

ちなみに、引き寄せの法則を説く中で世界的に最も有名なエイブラハムも、「感情の22段階図」の中で、愛の感情が最も素晴らしいとしています。(22が最もネガティブで番号が上にいくにつれ、エネルギーが高い感情となります。)

  1. 無条件の愛・感謝・喜び
  2. 情熱
  3. 熱意・意欲・幸福
  4. 前向きな期待・信念
  5. 楽観的な姿勢
  6. 希望
  7. 満足
  8. 退屈
  9. 悲観的な姿勢
  10. 不満・焦り・苛立ち
  11. 打ちのめされている状態
  12. 失望
  13. 疑い
  14. 心配
  15. 非難
  16. 落胆
  17. 怒り
  18. 復讐心
  19. 嫌悪・憤り
  20. 嫉妬
  21. 不安・罪悪感・自信喪失
  22. 恐れ・悲しみ・うつ・無力感・絶望

ノンデュアリティの教えでは、そんな無条件の愛を、ストレートに体現しようとするのだから、勝手に引き寄せが起こるのは当たり前なのです^^

終わりに

というわけで、今回は引き寄せの法則とノンデュアリティに関して、お話させていただきました。

今回の内容をまとめます。

要点まとめ
  • 引き寄せの法則とノンデュアリティには相違点と共通点がある
    →相違点 ”思考についての見解”
    「引き寄せの法則」思考は現実となる。「ノンデュアリティ」思考は実在しない。
    ↑抽象度の違いからくる矛盾であり、どちらも間違っていない。

    →共通点 明け渡し・手放しが重要であるという教え
    ↑執着を捨ててこそ、人生の幸福は得られるという点
  • 引き寄せの法則の実践では多くの人がジレンマに陥る
    →願望を叶えたいから引き寄せを学ぶのに、 その願望を心から手放さないといけないというジレンマ
  • ノンデュアリティの誠実な実践者は自然と引き寄せや奇跡が起こっていく。

以上となります。

いかがだったでしょうか?

最近のスピリチュアル界では、引き寄せの法則を実践して、そのあとにノンデュアリティに行き着く方も多いように感じます。

今は目覚めの時代とも呼ばれているので、これから先、悟りに向かって行く人々はどんどん増えて行くことだと思います。

そんな中、スピリチュアルな知識で頭がこんがらがってしまわないように、今回はこの、ノンデュアリティと引き寄せに関してをお話させていただきました。

改めて、ノンデュアリティを見出して行くための実践は、素晴らしいなと思います^^

これから、どんどん目覚めゆくあなたへ、この記事が参考となれば幸いです^^

それでは今日はこの辺で。

愛を込めて。

リリ

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