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リリ
目覚めの案内人
純粋な非二元(悟り)の観点から心のセラピストとして活動しているリリです。
幼い頃から、この世界への諸行無常感を抱え、極度に繊細で敏感(HSP)な自分に生き辛さを感じいました。20代の時に訪れた絶望を機に悟りの探求を始め、一瞥・覚醒を数度体験。
セッションでは表面的な改善でその時だけの状況を変えていくのではなく、より本質的かつ根本的な改善方法に導くことを心がけています。
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孤独感と依存の密接な関係性|依存は心の痛みのサイン?

タバコとビールと男性

こんにちは。リリです。

今回は孤独感依存の密接な関係性について、フォーカスを当てていこうと思います。

心の時代と呼ばれる今、依存症はただの怠惰な行いや甘えではなく、孤独感など心の苦しみが関係しているという事実が少しづつ浸透してきているように思います。

厚生労働省のホームページにも”依存症は孤独の病気”と言われていると表記がされています。

例えば学校や職場、家庭などで居場所がない。といった孤独感や、常にプレッシャーや不安を感じて生きている、自分に自信がない、繰り返し思い出される嫌な記憶から逃げたい。などの苦しみから、依存対象に頼るようになってしまい、そこから依存症が始まる…ということも少なくありません。

しかし、まだまだ依存症への偏見が強い人も多いのが現状で、「依存症は心の甘え。本人の心が弱いからだ。」とそのように捉えられることもあります。

よって今回は、孤独と依存の関係性について、お話していこうと思います。

目次

セッションを行う中で気づいた殆どの人の奥底にあった痛み「孤独」

これまで私は、仕事の中でたくさんの方の心の傷に触れてきました。

そして、皆さんの苦しみの根源を探っていった時に、高い確率で出てきたもの…それは以下のような孤独への恐怖でした。

「私はひとりぼっち。」
「孤独は怖いからありのままの自分ではなくて、人に愛される自分にならないと。」

「ありのままでは愛されない。1人は怖い。」

年齢・性別関係なく、多くの人々がこうした子どもの時に抱いた恐怖(インナーチャイルドの傷)を、今もなお抱え続けていたのです。

その恐怖の根源は、上記のように共通して孤独への恐れであることがほとんどでした。

孤独への恐れは大きく二つに分けられます。

まず1つ目は、物理的孤独です。
これは実際に環境的に1人きりになるということ。
昨今の日本社会においては、頼れる家族がいなかったり(家族がいても絶縁状態なども)友人がおらず、社会には出ているけどコミュニケーションをとる相手は全くいない…そんな孤独状態に陥っている人も増えているようです。

こうした環境は依存症に加えてセルフネグレクトを起こす原因ともなり、現代社会でも問題視されています。

2つ目は精神的孤独です。
これは集団でいるときに感じる孤独とも言えます。
集団でいるときに感じる孤独は時に、1人きりでいる時よりも辛く感じるものです。

一見、周りに話す相手がいるだけマシ、と思えるかもしれませんが、その相手が自分を尊重してくれなかったり大切にしてくれなければ、常に自分を否定されているような気分になり、1人で生きるよりも心が荒んでいくこともあるのです。

学校のいじめでこどもが自殺するのも、その1つの証拠だと言えるでしょう。

他にも具体的な例でお伝えすると、夫婦関係が深い部分ではうまくいっておらず、その代わりに子どもに依存する…だったり、友人はいるけど本当に自分を理解してくれる相手はおらず、その孤独感を癒すためにアルコールに依存する…など様々です。

結局、人は死ぬときは1人ですし、自分の運命を背負って人生を生きることができるのも自分のみです。
そうした意味ではすべての人が根源的な孤独を抱えていきているのかもしれません。

しかし、私たちは社会的動物としてこの社会に適応して生きていくために、そうした孤独に対して、平気なふりをして”大人”として生きていかなくてはなりません。(あるいは、そうすべきと思い込んでしまっています。)

そんな中、依存対象となるものは一瞬だけ私たちに快楽を与えてくれたり、現実逃避させてくれるものです。

だからこそ私は、多くの人がそうした心の奥底にある痛みを”緩和”するために何かしらに依存して生きていくのは、ある種当たり前のことのようにさえ、思えます。

脳科学から見た依存症発症のプロセス

脳

依存症の発症のプロセスを脳科学の視点から見ると、依存症にはドーパミンという脳内にある快楽物質が大きく関わっています。

アルコールや薬物、ギャンブル、買い物、セックスなどの物質や行動によって、快楽が得られ、その物質や行動が、繰り返されるうちに脳がその刺激に慣れてしまい、より強い刺激を求めるようになります。

その結果、求めては一瞬だけ気持ちよくなり、また求める…というように連鎖が起こり、そのコントロールができなくなってしまうのが依存のサイクルです。

ではなぜ人はそもそも快楽を求め続け現実逃避をし続けるのか?

それは以下のような苦しみを抱えているからです。

「現実世界を生きていくには”シラフ”ではいられない。」
「シラフの現実(心の傷や恐れを抱えた自分の世界)を直視して、受け入れるのはキツ過ぎる…。」

シラフという言葉は通常、お酒に酔っていない状態のことを指しますが、私たちはお酒に限らず、あらゆるものに酔っ払って生きていると言えます。

その対象はSNS、お酒、ギャンブル、仕事、買い物、人間関係、恋愛、セックス、甘味、薬物(処方箋含む)、カフェイン、精神探求など様々です。

スピリチュアル作家のトーシャシルバーは、現在社会のことを「カフェイン漬けのマルチタスク狂世界」と表現しています。

ストレス社会と呼ばれる現代社会において、何にも依存せずに軽やかにいきている人の方が少ないのではないでしょうか?

そう思うと、全く依存症になっていない人などほとんどいないと言えるかもしれません。

依存症は心の痛みのサイン

女性の涙

これまでお話してきたように、どんな依存症であれ、その奥には必ず、苦しみ(満たされない思い)が隠されています。

もしかすると、実際に受けた苦しみなどではなく、”漠然としたいきづらさ””この世界に対して感じる理由なき虚しさ”などが原因で依存症になる人もいるかもしれません。

そうした場合、外見からは理由がわかりづらく、より怠惰性が原因のように思えることもあるかもしれません。
しかし、その人にしか見えない・わからない苦しみがあるものです。

依存症は心の痛みのサインです。
心の痛みが取り除かれない限り、もし現在の依存対象を根性で克服できても、次の依存対象が生まれるだけでしょう。

依存症は根本の原因から癒されない限り、そう簡単に解決する問題ではないのです。

終わりに

以上、今回は「孤独感と依存の密接な関係性」について、お話させていただきました。
いかがだったでしょうか?

「依存」は自ら好きでなるわけでも、怠惰でどうしようもないからなるわけでもありません。
その奥にはその人にしか見えない痛みが隠れています。

そしてその癒しの鍵を握っているのは「無条件の愛」でしかない。と、私はそう感じています。

もう少し具体的なことを言うのであれば、長年のトラウマの癒しであったり、人生の真の意味の発見であったり、そうした本当に自分を愛するからこそ行うようなこと、すべてです。

それらの実践は難しく感じるかもしれませんが、決して不可能なことではありません。
私自身、上記したすべてを乗り越えて本当の愛とは何か…無条件の愛が起こす奇跡や理屈抜きのすごさを知りました。

そうした経験から、現在私の行なっているヒーリングセッションでも、上記のサポートを行なっています。
興味のある方は以下よりご確認ください^^

それでは今日はこの辺で。

愛を込めて。

リリ

タバコとビールと男性

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