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リリ
目覚めの案内人
純粋な非二元(悟り)の観点から心のセラピストとして活動しているリリです。
幼い頃から、この世界への諸行無常感を抱え、極度に繊細で敏感(HSP)な自分に生き辛さを感じいました。20代の時に訪れた絶望を機に悟りの探求を始め、一瞥・覚醒を数度体験。
セッションでは表面的な改善でその時だけの状況を変えていくのではなく、より本質的かつ根本的な改善方法に導くことを心がけています。
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自分が嫌い・・というあなたへ|嫌いでも大丈夫、道は開ける

夕日を見つめる悲しげな女性

こんにちは。リリです。

現代社会には、「自分が嫌い…。」という気持ちを抱えている人が、多いように感じます。

特に、世界的にみても自殺率の高い日本では、「自分が嫌い」「自分に自信がない。」という気持ちを抱えている人が非常に多い印象です。

かくいう私も、以前は自分が大嫌いでした。「この地球世界が嫌いだし、そんな自分が一番嫌い。」とそんな深い苦しみを10年近く、抱え続けて生きてきました。

自分が嫌い…という気持ちは、まるで自分の心の中に、自分をいじめる存在が一緒に住んでしまっているような、そんな状況です。

自分嫌いが極まると、「お前は本当にダメなやつだ。愛に値しない。」「なんでこんなこともできないんだ。役立たず。」とそんな風に、自分自身を絶え間なく責め、追い詰める声が止まず、時に自傷や自殺に走ってしまうことさえも。

もし、そこまで酷くなくとも、自分が嫌いという状態は決して軽やかで楽な精神状態ではないでしょう。

私も長い間、自責癖を抱えて自分を嫌いながら生きてきました。

その結果、深い絶望の中で10代〜20代前半を終えたのですが、そんな苦しみがきっかけとなり、意識の目覚めが起こり、今、こうして心のセラピストとして情報発信を行なっています。

よって、今回は、そんな心のプロの視点から、自分嫌いな自分から解放されて、軽やかに生きていけるようになる為のコツないしポイントをお話していきます。

自分が嫌いで苦しい方はぜひ、読んで見てください。

目次

自分を嫌いになる理由

一輪のバラを持った女性
自分嫌いから脱却するには、まず、自分自身を嫌いになってしまう、その理由を探っていく必要があります。

というのも、根本理由が分からなければ、その適切な解決法は見出せないからです。

ただ、「どうして自分は自分を嫌いなのか?」この根本的な理由を明確に把握している人は、実はそんなに多くありません。

自分を嫌いになる理由は、大きく分けると2つあります。以下の2つです。

  1. 幼少期の教育によるもの
  2. 心の傷によるもの

中には例外もあるかもしれませんが、大きく分けると、大体がこの2つに分けられます。
それぞれ、詳しく紐解いていきますね。

理由1:幼少期の教育によるもの

私たちは子どもの頃に大人達からあらゆる”教育”を受けて育ってきました。子ども達は、基本的にまっ白いキャンバスです。

だからこそ、子どもの頃は、大人達の教育を非常に素直に受け止めてしまう傾向にあります。

そして、大人たちの教えの多くが、無意識のうちに潜在意識に刷り込まれ、大人になってもその人の信念として根付いていくのです。

あなた自身も、幼少期、大人たちから以下のようなことを言われたことがないでしょうか?

「良い子でいなさい。」
「もっと頑張り屋さんになりなさい。」
「他者より優れていないと意味がない。」
「愛情深くいなさい。思いやりを持ち続けなさい。」
「利己的ではいけません。他者に奉仕しなさい。」
「人に優しくいなさい。悪口を言ってはダメ。」
「無私無欲でいなさい。」

もちろん、教育した側は、その子のことを思っているからこそ、上記のようなことを言ったのだと思います。実際、時には愛ある鞭も必要です。

ただ、全てが完璧な人など存在しません。よって、誰しもが、心の中に、光を持つこともあれば時には闇を持つこともあるし、長所もあれば短所もあり、強みもあれば弱みもあるものです。

そんな中で、周囲から認められないような自分の闇や負の要素を直視した時に、そんなありのままの自分を受け入れることができず、「自分が嫌いだ」と感じる事となっていってしまいます。

理由2:心の傷によるもの

誰かに傷つけられたりして、その傷が深い場合、自分を傷つけてきた相手への怒りはもちろん、その怒りは自分にも向けられることが例外なく起こります。

というのも、世界は深い部分では1つ(ワンネス)であり、自分の抱く感情は全て、そのまま自分に返っていくからです。

これは表面的には、被害者意識という形で現れるのですが、心の奥底ではそんな苦境に陥った自分自身を責めたり、愛することができず、自分をまるで加害者のようにいじめる事が起こります。

「誰かのことが恨めしかったり、大嫌いだけど、自分だけは100%愛している。」という人は世の中に存在しません。誰かに苦しめられて、誰かを憎んでいる時、それは奥深い部分では、自分を傷つけているのと同じなのです。

心理学では、このことを「シャドー(闇の投影)」と呼び、スピリチュアル界では「鏡の法則」と呼ぶこともあります。

ただ、負った傷があまりにも深い場合、この事実を認めることは中々できません。そんな時大切なのは、まずご自分の傷を癒し、ご自分に愛を注ぐことです。

そのための方法は以下の記事などで詳しく説明しています。

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結局、被害者意識も加害者意識も非常に奥深い部分では、表裏一体です。

これは一見、残酷な真実のようですが、これは無条件の愛という視点で世界を見ると、その認識も大きく変わっていきます。自分に愛を注ぐことを含めて、全ては愛を学び、深く癒されるためのレッスンであるとわかっていくのです。

よって、逆に自分が誰かを傷つけてしまった時も同様です。

時には、「自分は本当にひどいやつだ。」と思い込み、その呪縛から逃れることができず、自分を好きになれない…という事もあります。

そんな加害者とされる人もまた、その多くは暴力の連鎖で生きてきた、など、傷を抱えているが故に加害者になってしまう事が多く、深い部分で罪の意識を抱えている事が多いです。

良い子ほど、自分を嫌いになる?

不機嫌な表情をした女性
上記したように、自分の闇や負の部分を受け入れられなかった時に、「自分が嫌いだ。」という思いが沸き起こっていくのですが、それを助長させやすい性格というのもあります。

それは、常に良い子でいようと頑張り過ぎてしまう性格です。もちろん、全ての人に当てはまるわけではないですが、良い子でいることに努める人が自責傾向になりやすいのは、確かです。

というのも、子どもの時から、絶え間なく良い子でいようと努め、ありのままの自分の闇や負の部分を否定し続けてしまった場合、自分を責める機会が増え、その結果、「自分を好きになれない…。」という事が起こりやすくなっていくからです。

大人になっても同様で、真面目で”良い人”であろうとすればするほど、あるがままの自分を受け入れることができずに、あるがままの自分を嫌いになってしまうことがあります。

例えば、時に腹黒くなってしまう自分が許せなかったり、時に人に優しくできない自分を許せなかったり…。

自分を偽っている間は、表面的には自分を愛する事ができますが、心の奥底では、素の自分を否定し続けて、自責癖をつけてしまう人も少なくないのです。

ですが、自責から得るものはありません。

実際、全ての人がその瞬間瞬間で、自分のベストを尽くして生きていて、最善を尽くしているのに、責めてしまっては、苦しくなる一方なのです。

自分が嫌いな時、あなたがやるべき2つのこと。

白いバラ
自分が嫌いな時、やった方がいいこと…それは、2つあります。

まず1つ目は、「自分が嫌いである。」とあるがままに認める事です。

自分の今の状態を素直に認めるということは、時に苦しみも生み出しますが、と同時に安堵感も与えてくれます。

もちろん、自分の中に自分をいじめる敵がいることを知ることは、決して楽しいことではないと思います。

ですが、それをあるがままに認めることで、ずっと抵抗してきたことを受け入れて、リラックスすることができます。

実際、「真の愛」とは、「無条件に受け入れる(自己犠牲的ではなく)」ということです。

非常に逆説的なのですが、自分を無理に好きになろうとすると、自分が嫌いという素直な声が無視されるので、状況は悪化します。

逆に、あなたが自分を嫌いな自分をあるがままに受け入れた時、それは自分に愛を向けたことと同じになり、そうして、自分嫌いからの解放が起こっていくのです。

2つ目は、自分に対して、慈しみの気持ちを持つことです。

それは、どんな自分も受け入れるということ。これは「いうは易し、行うは難し。」で、決して簡単なことではありません。

ただ、それでも非常に大切なことなので、あえて強調しました。

ほとんどの人が何らかの形であるがままの自分に抵抗して、自分の闇を批判して生きています。ですが、自責の念を抱え続けていると、時に健康にも悪影響を及ぼします。

よく考えてみてください。

自分を嫌いになるのも、好きでそうなったわけじゃありません。誰かを嫌いになるのも同様です。好きでその人を嫌いになったわけではありません。全ての人がそうです。

自分の今わかり得るベストを尽くした結果、そうなったのです。

だからこそ、そんな一生懸命もがいている自分を、責めるのではなく、まるで愛する我が子を無条件に愛し見守る親のような視点で見て欲しいのです。

これはインナーチャイルドの癒しにもつながります。

この今回ご紹介した2つの方法をぜひ、実際に実践してみてください。

きっと、内側に変化が起こっていくことがわかっていく事だと思います。

自分が嫌いという感情には大事なチャンスが隠れている

水平線に立つ男性
また、自分が嫌いという感情は、必ずしもデメリットばかりだとはいえません。

実は、時に素晴らしいチャンスにもなりうる感情なのです。

というのも、自分が嫌いと気づいているからこそ、自分自身でその「自分が嫌い」というサイクルを、打ち壊していくことを意図することができるからです。

もし、自分が嫌いということに対して、無自覚である場合、その人は自分の嫌いな部分を外の世界に投影して他者批判を繰返したり、嫌いな部分を自分自身に見せ続けられることとなるでしょう。

また、自分が嫌いという感情は、自分の闇や弱点を見つめることができるからこそ、起こってくる感情です。

真の強さとは、自分の弱さを知った時に初めて見出されていくものです。

よって、自分の闇や負の部分を見つめることができているのは、それだけであなたが真の強さを持ち合わせている証拠となるのです。

もし、その素晴らしい勇敢さで、ご自分をあるがままに受け入れることができたのなら、その時、あなたは深い平安を感じることとなるでしょう^^

自分が嫌いでもいいんだよ。

お地蔵様
上記したように、究極、自分のことが嫌いでもいいのです。

自分が嫌いでも何も問題ありません。

大切なのは、自分を嫌いな自分を無理に好きになろうとするのではなく、そんなあるがままの自分を受け入れるということ。嫌いな自分を受け入れるということです。

どんな自分でも受け入れるというのは、まぎれもない愛の行為です。

それができたなら、自然と次に起こすべきステップが見えてきます。もしくは、その導きが起こるでしょう。

だから、安心して大丈夫^^無理に自分を偽らなくても大丈夫。愛によって、必ず道はひらけていきます。

終わりに

以上、今回は自分が嫌い…という思いを抱えた方々に向けて、文章を書かせていただきました。

いかがだったでしょうか?

この自分が嫌いという思いは、私も非常に長い間、抱え続けてきた感情でした。それが故に、多くの苦しみや悲しみを生成してきたように思います。

でも今振り返ってみれば、全ては、自分に愛を注ぐためのサインでしかなかったと、そう確信しています。

私たちは、「愛を手に入れる唯一の方法は他者から愛を受け取ること」だと教えられてきました。そして、「自分自身を愛することは利己的でよくないこと」だとも教わってきました。

その結果、他者のニーズに答えようと必死になり、あるがままの自分が嫌いであることが、ある意味で正当化されるような、そんな病んだ世界が形成されました。

ですが、真実は全く、そうではありません。あなたを受け入れることは、世界を受け入れることにつながります。つまり、自分を受け入れることは、世界の平和に大きく貢献する行為となるのです。

そして、自分を完全に愛することができるのは、まぎれもなく、自分自身だけです。

実際、私は今、あるがままの自分が好きだということができるようになりました。以前とは比べ物にならないくらい、心は軽やかです^^

そして周りには、私のあるがままを責める人の代わりに、そんな私をあるがままに受け入れて愛してくれる人が集まってくるようになりました。

さらには、「そんなあなただからこそ、良いのよ。好きなのよ。」と言ってくれる人たちが集まっていったのです。

これは私にとって、奇跡そのものです。

あなたの人生も必ずや拓けていきます。だから大丈夫。安心してご自分のペースで行きましょう。


あなたはあなたであればいい。

ーマザーテレサ

愛を込めて。

リリ

夕日を見つめる悲しげな女性

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