こんにちは。リリです。
今日は繊細な人たちの結婚について。
最近は繊細な人たちのことをHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)と表すことが増えてきましたが、そんなHSPの人たちの中には、「HSPだと結婚するのは難しいのでは?」と感じる方も多いようです。
超がつくほどHSPである自覚のある私自身も、以前は結婚に関して沢山の不安要素を感じていました。ただ、最近は他者といることの素晴らしさ、そして他者と関わる上での大切なことを学んだことによって、そうした不安は殆どなくなっています。
よって今回はそんな自身の気づきも含めて、HSPの結婚について、詳しくお話していきます。
ちなみに今回お話する内容はHSPに限らず、すべての人の結婚生活を良好なものに変えるための内容となっていますので、HSPではない人もぜひ、読んでみてくださいね。
それでは早速いきましょう。
繊細・HSPだと結婚に向いていない?
まず、そもそもとしてHSPだと結婚に向いていないのか?という事に関してですが、その答えはノーです。
実際にHSPで結婚している方々は沢山いますし、私の周囲の強度HSPの方々の中にも、素晴らしいパートナーシップを築いている方がいます。
現実問題として、HSPだと誰とでも仲良くできるわけではないし、HSPではない人達よりも集団の中にいることが苦手だったり、人と関わることで疲れやすい。といった苦しみもあります。よって、結婚するパートナーに関しても、その選択肢は通常よりも狭まることもあるかもしれません。
ですが、それは逆に「自分に本当に合う人」を見つけるきっかけにもなるので、本当に幸せなパートナーシップを築く上で良いことだとも言えます。
HSPな人々が結婚を考える上で大切なのは、「とにかく無理をしないで良い相手を探すこと」です。
HSPだと、ただでさえストレスに弱く、生きづらさを抱えやすい為、生きづらさが強まるような相手だと、結婚生活は非常に苦しいものになる可能性があります。よって、そんな生きづらさが少しでも緩和されるような相手、もしくは共にいて気楽な相手と結婚する。ということを意識すると良いかもしれません。
ちなみに、HSPが抱えやすい生きづらさという感覚について、以下の記事でその対処法を詳しく記載していますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
繊細・HSPな人は同じような人と結婚すべき?
HSPの人同士というのは、他の人達同士では分かり合えないような深い部分でも分かり合えることも多いです。私は強度のHSPですが、そんな私がソウルメイトだと感じている同性の友人もまた、強度のHSPです。
彼女と話しているときは非言語的な部分で繋がっている感覚があるし、多くは語らずとも分かり合える部分が沢山あることをお互いに感じています。
ではHSPの人は、結婚相手もそんな相手が良いかというと、絶対にそうというわけでもありません。
というのも、お相手が全くHSPではなかったとしても、そんな自分の特性を理解してくれる方であれば、上手くいくからです。
これは友人関係、親子関係などにも当てはまることですが、相手が全くHSPではない場合で自分が強度のHSPだとしても、相手に理解さえあれば、上手くいきます。
同じ繊細な感覚の共感などは難しいかもしれませんが、素晴らしいパートナーシップを築くことは十分に可能なのです。
実際、前述した強度HSPな私の友人も、ご主人はHSPではありませんが、非常に理解のある方なので、ありのままの彼女を尊重し、10年経った今も、とても良好なパートナーシップを築かれています。
繊細・HSPな人が結婚で特に意識した方が良い事
HSPの人が無理のない結婚生活を送るためには、どのような人と共にいたほうが良いのでしょうか?
もちろん、最も良いのは条件など一切気にせずに自分が心から好きだと感じられる人との結婚ですが、1つの指針としてお伝えするのは、以下のような人たちです。
- 一緒にいて暗くならない人、明るくなれる人
- 精神的に自立している人
- 繊細さを理解してくれる人
- 一緒にいてあるがままで居られる人
- 自分の価値観を押し付けてこない人
それぞれ詳しくお話していきますね。
①一緒にいて暗くならない人、明るくなれる人
HSPの人は感受性が豊かで繊細であるが故に、共感能力も高い傾向にあります。これ自体は素晴らしいことなのですが、常に病んでいたりネガティブで自分の苦しみの責任を他者に明け渡そうとしてくるような人と共にいると、共倒れしてしまう可能性もあります。
お相手がその苦しみから抜け出そうとする意志がある方、成長進化していきたい意志を感じられる方であればまだ良いのですが、そうした意志を全く感じられない、ただ甘えとしてあなたに心のゴミをひたすら投げかけてくるような人であれば、離れたほうが賢明です。
逆に、共にいて心が軽くなる人であったり、明るくなれる人も存在します。前向きだったり、愛を大切にしている人は、そうした良い影響をもたらしてくれます。そういう人がパートナーの場合、HSPの人は良い影響も受けやすいので、良い関係性を築ける可能性も高くなります。
あなたの生きづらさや、苦しみを自然に軽減させてくれるかもしれません。
②精神的に自立している人
HSPはその度合いにもよりますが、ただ生きているだけでも疲労が蓄積したり、生きづらさを感じることがあります。
だからこそ、1人でゆっくり過ごしたり、自分のペースを守ることが大切です。
そんな中、依存的でいつも一緒にいないと不安、いつも連絡を取って相手から愛を受け取っていたい。というような人といた場合、非常に無理をしないといけない可能性があります。強度のHSPの人はストレス感覚にも弱いため、そうした場合、逃げ出したくなったり、自己犠牲感が強まる可能性もあるでしょう。
だからこそ、ある程度、精神的に自立した人と共にいることも重要です。
自分が1人でいたい時は一人でいさせてくれたり、苦しい時はそっと支えてくれるような、そんな自立した余裕のある方といると、安心感も感じることができるでしょう。
③繊細さを理解してくれる人
これは非常に大切なことで、繊細性というのは目に見えるものではありません。
ですが、繊細さが人生に及ぼす影響は非常に大きく、多くのHSPさんが目に見えない部分で葛藤し、生きづらさを抱えて生きています。
だからこそ、そんな目に見えない性質をちゃんと理解しようとしてくれる意識の人でなければ、悪気なく、根性論や不要な努力を強いてくる可能性もあります。
HSPの場合、そうした人たちといると、限りなく疲れます。あるがままの自分に対しての自己否定のきっかけにもなりかねませんし、怒りさえ湧いてくるかもしれません。
だからこそ、自分の繊細さをありのままに需要し理解してくれるようなパートナーを選ぶことが非常に大切です。
④一緒にいてあるがままで居られる人
こちらは③の内容と繋がるものですが、HSPさんは一緒にいてあるがままで居られる人と共にいることで、より自分らしく輝くことができます。
外界の刺激にも内面の刺激にも過敏に反応してしまうのがHSPの特徴であり、その分、仕事の時などのオンモードの時は人一倍、疲れやすいとも言えます。そんな中、オフモードになった時にあるがままの繊細な自分で心をオープンにして、リラックスできることは非常に大切なことです。
そうした充電期間がなければ、すぐに精神的、もしくは身体的な不調をきたしてしまう方もいます。
だからこそ、自分のホッとできる場所を作るためにも、一緒にいてあるがままの自分でいられる人がパートナーであることはHSPさんにとって、大切です。
⑤自分の価値観を押し付けてこない人
自分の価値観を押し付けてこない人も大切です。例えば結婚の中で特に問題になりがちなのがパートナーの家族関係に関する価値観の問題です。
相手の家族が自分に合う人たちの場合、特に問題ないのですが、合わなかった場合「絶対に自分の家族とも仲良くするべき。」というような価値観を持った相手と結婚すると、非常に苦労することとなります。
結婚生活においては、全く別の人間が共に過ごしますので、価値観の違いをたくさん目の当たりにすることでしょう。それ自体は決して悪いことではなく、そんな違いを認めつつ時には衝突しつつも受け入れ合うのが、パートナシップというものです。
そんな中で、相手の価値観と自分の価値観に折り合いをつけようとせず、自分の価値観を押し付けるばかりでは、決してうまくいきません。
自分を一番理解し、愛する事ができるのは自分自身
これはHSP関係なく、当てはまることですが、良好な結婚生活を送っていく中で最終的に何より大切になってくるのは、「誰よりも自分自身が一番に、ありのままの自分に愛を注ぐことを意識する」ということです。
もし、相手から愛を受け取ろうとばかりしていると、相手に対して不満が生まれやすいですし、孤独になったり、失望したりする機会も増えるでしょう。ですが、自分で自分を愛することができていたならば、相手に求めなくても満たされることができます。
満たされているので、相手に愛を与える余裕さえも生まれてくることでしょう。
また、この世界における、愛を学ぶための非常な深遠な法則として「鏡の法則」というものがあります。これは、出会う人で何かしらの心の反応が起こる人は皆、自身の中にある要素を見せてくれる鏡である、という法則です。「類は友を呼ぶ」の法則もまた、この法則につながっています。
多くの場合、結婚生活は、その法則に最も直面する機会となります。
結局、結婚生活が天国になるのか地獄になるのかは、自分がどれだけ、あるがままの自分自身を(無意識の部分含め)愛し受け入れているかに比例しているのです。
他者をいじめる人は、潜在的に自分のことをいじめていますし、
他者を慈しむ人は、潜在的に自分のことも慈しんでいます。
よってもし、あなたが自分自身を潜在的に粗末に扱っていたら、パートナーもあなたを粗末に扱ってくるかもしれません。逆にあるがままに慈しんでいたら、そのような扱いをしてくれる相手を引き寄せるでしょう。
そんな結婚生活も、最終的に大切になってくるのは、自分が自分の最高のパートナーになるという意識です。
そうしてお互いがあるがままの自分に愛を注ぐことによって、素晴らしいパートナーシップを築くことができるようになります^^
終わりに
以上、今回は繊細・HSPな人の結婚についてお話させていただきました。
いかがだったでしょうか?
わかりやすいように、今回の内容を簡単にまとめます。
- 繊細だからといって結婚に向いていないわけではない
- 繊細な人は同じような人と結婚すべきか?
→あまり関係ない相手が自身の繊細性に理解を示すならば、相手が繊細でなくとも何も問題ない - HSPのパートナー選びでの指針
①一緒にいて暗くならない人、明るくなれる人
②精神的に自立している人
③繊細さを理解してくれる人
④一緒にいてあるがままで居られる人
⑤自分の価値観を押し付けてこない人 - 結婚で最終的に大切なのは自分への愛
- あるがままの自分を愛すれば愛するほど、 パートナーシップも良好になっていく
繊細だからといって結婚をあきらめる必要はないし、強度のHSPでも素晴らしい結婚生活を送ることは十分に可能です。その為に大切なのは、繊細な自分がありのままで輝けるようなお相手を探すこと。
そして何よりもご自分自身をあるがままに愛することです。
時にHSPをなかなか理解されない環境にいる場合、「悪いのは繊細な自分なんだ…。」と自責に走ってしまったり自己否定してしまうこともあるかもしれません。ですが、本来繊細性とは素晴らしい資質であり、あるがままのあなたの素晴らしさでもあります。
だからこそ、まずはそんなご自分を受け入れ愛することから意識し始めると、良いかもしれません^^
私が日頃配信している無料メルマガ講座でも自分をあるがままに愛し輝くための方法をお伝えしていますので、ぜひ、興味があれば読んでみてくださいね^^
それでは今日はこの辺で。
愛を込めて。
リリ