こんにちは。リリです。
人生、生きていると時に、全く仕事のやる気が出なかったりと、やるべきことに対してのやる気が出ない時があります。
時には、ベッドから起き上がることすら億劫なこともあるでしょう。私自身、そういった体験を今までに何度も体験してきました。
だからこそ、やる気が出ない時、どうしたらいいのかを、いつも考えてきました。
規則正しい生活をするべきか…、時間配分を全部ちゃんと決めるべきか…、気合いでなんとかするべきか…、その日のやるべきことリストを作るべきか…。
上記した対策はどれもある程度、効果があると思います。ただ、私の場合、どれも長続きはしませんでした。
というのも、とても自慢できることではないですが、学生時代の頃から、それらの方法を上回るほどの怠惰な気持ち(やる気の出ない気持ち)が沸き起こってくることが、多々あったからです。
でも、だからこそ「やる気が出ない」ということに関して、わかったことがあります。
そして、この原因と対策が判明したことによって、随分と楽になった自覚があります。
その背後には、「ただ、だるい」といったような肉体的な側面だけではなく、精神的側面が根本的原因として、大きく関わっていました。
よって、今回は「”本当に”やる気が出ない時、どうしたらいいのか?」について、色々お話していこうと思います。
やる気が出ない原因3つ
やる気が出ない事への対策を講じるには、まず何よりも、その原因を突き止めていくのが重要です。
私の実体験上、やる気が出ない大きな原因は、下記の3つです。
- 義務感へのすり替え
- 恐怖感と不安感
- 魂の欲求
どんな状況・場面でも大体のやる気のなさはこの3つに区分することができるように思います。
それぞれ詳しく説明していきますので、ご自分はどれに当てはまるのか、はたまた複数当てはまるのか、確認してみてください。
原因1:義務感へのすり替え
やる気が出ない根本的理由のまず1つ目、「義務感へのすり替え」ですが、これは私自身、今までの人生で何度も体験してきました。
人は基本的に、「〜したい」が「〜すべき」になった途端、一気にやる気を失うものです。
義務感へのすり替えとは、まさにこのことを示していて、「自分の純粋な欲求がいつのまにか、まるで誰かに強制されているような義務感にすり替わってしまうが故にやる気が出ない。」という現象です。
わかりやすいように、具体例を出してみましょう。
例えば、家がずっと散らかっていて、イライラしている女性がいたとします。ただ、いざ掃除をするとなると、とても時間がかかりそうなくらいの散らかり具合です。
でも、綺麗な空間でスッキリと過ごしたいと思ったその女性は「今こそベストタイミングだ!」と一念発起して、掃除をすることを決めます。
この時、この女性には、「掃除をすることのメリット」が明確に見えているので、掃除をすることが”自分の純粋な欲求そのもの”と感じています。
「自分の願望」と「行動の動機」がしっかり結びついている状態で、いわば純粋に「掃除がしたい!」と思っている状態です。
ただ、いざ行動に取りかかってみると、その作業量の多さに圧倒され、その結果、女性は段々と自分の最初に抱いた願望を忘れていきます。
そしていつのまにか、「自分の純粋な願望」ではなく、「嫌だけれどやらねばならないもの」という「義務感」を感じる様に。
義務感になった途端、女性の意識は「掃除をしたい」から、「掃除をすべき」にすり替わります。
その結果、最初に抱いていた純粋な願望は忘れ去られ、まるで誰かに強制されてやっているようなそんな気持ちになり、一気にやる気は削がれ…。
結局、その女性は片付けを行うやる気を失ってしまう羽目に。
これがまさに、「自分の純粋な欲求がいつのまにか、まるで誰かに強制されているような義務感にすり替わってしまうが故にやる気が出ない。」という現象です。
実はこの現象、多くの人が子どもの時から体験してきています。
例えば、「明日の授業で困らないために、そろそろ宿題をしようかな…。」と思っている時に親から「宿題をしなさい!」と義務付けられ、一気にやる気を失う…。という風に。
やる行動自体は同じなのですが、自分の欲求と行動動機がしっかり結びついている状態と、そうでない状態では、やる気というものが全く変わってくるのです。
対策方法
では、そんな義務感へのすり替えが起こっている時に、どうすればいいか、という部分ですが、こんな時、大切なのは「自分に対する問いかけ」です。
どういうことかといえば、今一度、初心に帰って、「自分はなぜ、今これを行なっているのか?」、もしくは「自分はなぜ、今これを行いたいと思っているのか?」を自問する、ということです。
これはつまり、そこには一体、どんなメリットがあって、どんな情熱があって、どんな喜びがあったのか…などを再認識する作業です。
そうして、「本来、義務ではなく自ら選択したことであった」という事を再認識することによって、今一度、スタート地点に戻って行動のやる気を起こすのです。
もしかすると、時にはその内観の中で、もっと軌道修正したくなる事もあるかもしれません。
例えば、今回例で出した部屋の掃除の場合、掃除で出た処分するものをただ、全て捨てるのではなく、売ることによって、自分の金銭的豊かさにも結びつくことを思いつくかもしれません。
そうやって修正後のアイディアの方が、自分の欲求と行動がより明確に結びついていた場合、それまで以上にやる気が湧いて来ることもあります。
原因2:恐怖感と不安感
2つ目やる気の出ない原因は、少し特殊です。
「本当はやりたいけれど、恐れや不安で向き合えない。」「やりたいことがあるけれど、それを誰かに見せるのは怖いから始めることができない…。」
これは、自分で何かを生み出そうとしたり、何かしらのアクションを起こそうとする時に起こる、やる気の喪失だと言えます。
例えば、本当は絵を描いて個展を開きたいのだけれど、周囲からどんな意見を向けられるか不安で怖くて、絵を描くことさえままならない。やる気が出ない。という風に。
恐れや不安は私たちを疲弊させ、エネルギーを奪いますので、そういった感情に囚われてしまった場合、「やる気が出ない…。」と感じてしまうことも少なくありません。
対策方法
本当はやりたいことがあるけれど、恐れや不安でなかなか向き合えない…そんな時は、プロの人の視点を見て学ぶと良いように感じます。
というのも、どんなに成功して一流だと言われている人たちでも、何かを生み出す最初の段階においては、私たちと同じように、あらゆる感情を抱えながら手探りの中で進んでいるからです。
そして、一流と呼ばれるプロたちの多くは、何かを生み出すが故の繊細性や生きづらさを持ち合わせ、「生みの苦しみ」を体験し、と同時に周りの期待に対する、恐れや不安を抱いていました。
私は一時期、アニメや漫画やお笑いなど、なんであれ、生み出す仕事のプロの方の密着番組を見続けていた時期があり、その時にリアルに感じたことです。
この時思ったことは、皆、同じである。ということ。
どんなに一流のプロたちでも、時にはもがき、葛藤し、時には休んで、そしてまた懸命に働く…。
皆、そうして日々、悩みながら、インスピレーションが降りて来るのを待っています。そうして必死になって世に出した作品は、周りからどんな風に言われようと、受け入れて、また前に進む…。
それは、天才と呼ばれるような人も含めて、誰しもが通る道だと知りました。
だからこそ、「恐れや不安はあって当然。それでも創造していきたい。多くの人に感動をもたらしたい。役に立ちたい。」そんな覚悟が決まると、やる気も少しずつ生まれていくかもしれません^^
原因3:魂の欲求
3つ目の理由は1番シンプルです。
自分の本心として、「ただ、単純にやりたくない。」というパターンです。
このやりたくない原因は精神的なものと肉体的なもの、どちらもあると思います。
精神的な理由の場合、以下のような本音が隠れていることがほとんどです。
「楽しくない。ワクワクしない。情熱がそこにない。メリットを何1つ見出せない。
↓
「やりたくない。やる気が起きない。」
ただ、中にはこういった場合もあります。
仕事自体は好きだけど、与えられた今回の仕事は別に楽しくない。とそんなパターンです。
そんな場合は、その仕事をこなすことで、現在の仕事を行い続けることのできる楽しみというメリットが隠れているかもしれません。また、自分の成長のきっかけ、体験としての肥やし、になる可能性もあります。
そんな場合は、そのメリットを再認識することで、やる気が生まれてくることがあります。
肉体的な理由の場合は、以下のような例を挙げることができます。
生理痛や偏頭痛など、肉体的苦痛で辛い。
寝不足で疲れている。など
↓
「やりたくない。やる気が起きない。」
これらは、あなたの魂からの純粋な声です。
あまりにも精神的、もしくは肉体的にきつい場合は、このやる気のなさが、あなたをピンチから救うサインになることもあります。
対策方法
本当にただ純粋にやりたくなくて、やる気が出ない場合、「やらない。」と心に決めることも、時には大切です。
そして、そんな自分を責めないことも、同時に大切になってきます。
日本人は特に、無理をして頑張れない自分を責めて、頑張りすぎてうつになってしまう人も少なくありません。
たとえ、心はやらなきゃと思っていても、身体がついてこない場合も同様です。逆も然り。
結局、肉体と精神、どちらかが極端にやる気を失っていれば、それは危険信号。心のサインです。そのように、肉体もしくは精神のどちらかが極端にやりたくないと伝えている場合は、一旦休んで、英気を養いましょう。
このように、肉体の欲求と精神の欲求のバランスをとることもまた、非常に大切なことです。
やる気が出ない時のスピリチュアルな重要な意味
「やる気が出ない」という現象は時に、スピリチュアル的にも非常に深い意味を持つことがあります。
それは簡潔にいうのであれば、「魂に必要な休息期間」というような意味合いです。
どういうことなのか、詳しく説明していきますね。
私たちは、自分の非常に本質的な部分において、急激な変化が起きていたり(霊的成長が起こっている)、内的な浄化(心の傷の癒し)などが起こっていく時、好転反応が起こることがあります。
好転反応とは、「病状の改善が現れる前の一時的な悪化」です。
好転反応は、外傷だけではなく、自分自身の今までの心の古傷を癒したり、古い信念や習慣を手放した時にも起こります。
よって、見えない部分…つまり霊的な部分で、急激な変化をくぐり抜けているときは、この好転反応によって、ただ立ち止まるだけの時期が必要になることが多いのです。
こんな時、魂は私たちを一時的に休ませるために、肉体的もしくは精神的に、「やる気が出ない」という状況にあえて導くことがあります。
私も以前、大きな浄化が起こった時などは、よくこの好転反応が起こっていました。まさに一時的な状態の悪化です。傷がわんさか出てきて、精神的に荒れることもありました。
肉体的にも、いろいろなことが起こります。
「とにかく眠くて寝続ける。」ということが起こることもあるし、半強制的に休まされることも。例えば、足を怪我して歩けなくなったりなど…。全身に力が入らないようなそんな感覚に襲われることもあります。(私は上記した例の全てを体験しました笑)
そして、この時期はまさに「やる気が出ない」もしくは「やる気が出せない」時期なのですが、この時、じっくりと休むことがとても大切です。
いわば、魂が霊的な成長・進化のための変化を目の当たりにして、「今はちょっと休憩してこの変化に追いつく必要がある。古い自分から新しい自分へと統合・定着する必要がある。」といっているようなものなのです。
やる気が出ない時、大切なこと
人間、誰しもが、いつでも同じモチベーションを保ち続けれる訳ではありません。
時には、やる気が出ない日もあることでしょう。そんなやる気が出ない時、大切なことは、「やる気のない自分を受け入れて責めない。」ということです。
人間、活発になる時もあれば、休止が必要な時もあるので、「やる気が出ない」という気持ちはある意味で、非常に健全な感情です。
だからこそ、そんな時は自分のやる気が出ない原因を探った上で、やっぱりやる気が出ない…。と思ったなら、思いっきり休んで見るのことも大切です。
これまで、あまりにも頑張りすぎてきた人などは、年単位で休む必要があることもあるでしょう。ただ、休んだりサボったことで自分を責めるなら、疲労感は余計に蓄積されてしまいます。
ですから、休む時は、自分を責めずに思いっきり休みましょう。
「静」と「動」にも調和したバランスがあるように、私たちの日々にもバランスが大切です。
日々、内的にも外的にも何かと慌ただしい自分の人生についていくためには、時には休止が必要ということを理解し、時にはやる気の出ないままにいておくことも大切なのです^^
終わりに
以上、今回はやる気が出ない人に向けて、いろいろお話をさせていただきました。
スピリチュアルな観点も含めた内容となりましたが、いかがだったでしょうか?
わかりやすいように、内容をまとめます。
- やる気が出ない理由3つとそれぞれの対策法
①願望→義務感へのすり替えでやる気を失う
→今一度初心に帰って自分の望みを明確化する
②本当はやりたいけれど恐れや不安で向き合えない
→どんな一流でも皆同じ感情を抱えてきたことを認識し、前を向く
③本当にやりたくない(体力的・精神的どちらでも)
→魂の声であることが多いので、素直にやらない選択も考える - やる気が出ない時は「魂に必要な休息期間」であることも
- 自分の内側の変化に適応するためにやる気が出ない状況に導かれることも
- 大切なのは、やる気の出ない自分を責めないこと
- やる気があることもあれば、ないこともある。それは自然なこと
- 私たちの日々にも静と動のバランスを
以上となります。
やる気が出ない時は、「このまま一生やる気が出なかったら、どうしよう…。」とそんな不安に駆られて焦ってしまうこともあるかもしれません。
ですが、この世界の仕組みとして、隠があれば陽があるように、動くときもあれば止まるときもあるものです。
だから、やる気が出ない期間があっても、それはある意味で当たり前。そんな時は焦らず、のんびり行きましょう^^
何よりも、そんな時こそ、ご自分への愛を大切に。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
愛を込めて。
リリ