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リリ
目覚めの案内人
純粋な非二元(悟り)の観点から心のセラピストとして活動しているリリです。
幼い頃から、この世界への諸行無常感を抱え、極度に繊細で敏感(HSP)な自分に生き辛さを感じいました。20代の時に訪れた絶望を機に悟りの探求を始め、一瞥・覚醒を数度体験。
セッションでは表面的な改善でその時だけの状況を変えていくのではなく、より本質的かつ根本的な改善方法に導くことを心がけています。
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鏡の法則と人間関係の真実:投影のメカニズムから解説

道端に座る女性たち

こんにちは。リリです。

「出会う人は皆、鏡」とはよく言いますが、そう聞くとどこか自分が責められている気分になる方も多いのではないでしょうか?以前の私はまさにそうでした。「ってことは私が嫌いなあの人も鏡なの?自分では全く自覚がないけど…」とそんな風に思ったものです。

しかし、心理学やスピリチュアルの探求を深めていけばいくほど、その法則の真実性を知ることとなりました。自分の実体験からも、その正確性を痛感するばかりです。

ただ、意外だったのは鏡の法則は思いの外、優しい法則だったということです

多くの人が鏡の法則を自分を責める為の法則にしてしまっていますが、本来、鏡の法則は自分に愛を注ぐ為に宇宙に存在している法則です。

高い次元から見れば、鏡の法則の目的は、抑制された感情の癒し・浄化のためにあるのです。

というわけで今回は人間関係と鏡の法則について、詳しくお話していきます。

目次

出会う人は皆、鏡?その真相

割れた鏡を覗き込む男性
「出会う人は皆、鏡」という鏡の法則ですが、正確には少し違います。
自分に何らかの反応が起こる相手こそが、自分の鏡です。

これは良い意味でも悪い意味でも当てはまる内容です。

例えば、強く感動する何かに出会ったなら、その素晴らしさが自分の中にもあるということであり、逆に怒りや苦しみを感じる何かに出会ったなら、それは自分が自分に対して密かに嫌悪している部分の鏡、ということです。

何らかの反応が起こるということは、自分の中にある要素を無意識に他者に投影している、ということであり、大体の場合、それは他者への批判へと繋がります。

鏡となる相手への投影のメカニズム

うな垂れる少女
では次に、投影のメカニズムとは一体どんなものなのか?ということについて、お話していきます。

投影は基本的に、あなたが日々、抑制している感情のエネルギーの蓄積によって生じます。それまでに抑制された感情は、他者や出来事を通して間接的に体験されます。

例えば、恋人と最近うまくいっておらず、相手が自分を思いやってくれていないことにイライラしていた女性がいたとします。ですが、その女性はイライラを表に出さず、その怒りの感情エネルギーが蓄積されていたとしましょう。そんな中、その女性の母親が何気無くこう聞きます。「最近、彼氏とはどう?うまくやっている?」
その瞬間、女性の怒りは爆発し母親に投影されます。
「いちいちうるさいな!ほっといてよ!!」と、そんな風に。怒鳴った女性は母親に対して”過干渉”というラベルをつけ、その批判の責任を、投影によって母親に渡すのです。

このように、投影が起こると、他者や状況に自分の感情の責任を無意識に押し付け、彼らやその状況が体験を”引き起こした原因”だと考えます。その際に私たちは大体、他者にも自分にも妥当だと思えるような人物や状況を、無意識的に、でも巧みに選別します。

その投影の犠牲者になった側も、相手が怒ったのは、その人が自分の内部にある抑制された感情エネルギーを浮かび上がらせるきっかけになっただけに過ぎないことを見抜くことが出来ません。

私たちは投影によって、自分の特定の感情に対する責任を回避しようとする心理があります。投影を起こし人を批判した人は、現実をありのままに見ることが出来ず、自分自身の抑制された感情エネルギーによって歪められたフィルターを通して世界を見ていることに気づきません。

これが、鏡となる人への投影のメカニズムです。

日々、慢性的に行われている「投影」のプロセス

人混み
不幸にも、感情エネルギーの抑圧は現代社会の全体を厚く覆っています。

集団への同調圧力が強いこの社会では、絶えず外の世界に注意を向けていなければならず、その結果、感情エネルギーの抑制は慢性化し、人々は絶えず投影を起こし、不安を感じやすくなっています。

最近、論破するという風潮が流行っていますが、それもまた、抑圧されたエネルギーを知識武装による批判という形で他者に投影するためのものが多く、今の抑圧的な社会とマッチしているのかもしれません。

そして、抑圧が慢性化してしまった結果、多くの人が、自分の本当の感情や自分の本音がどこにあるのかわからなくなってしまっているのです。

人間関係の悩みは全て、鏡の法則と関わっている

鏡を見る女性
突き詰めて行くと、人間関係の悩みは全て、鏡の法則と密接に関わっています。

他者への嫌悪や憎悪は、自分がいかに自分を嫌悪して憎悪しているかや、そして抑制されてきたあるがままの感情がどれだけあるのかを教えてくれています。

ですが、そのことに気づかない限り、投影は繰り返し起こり続けます。他者を鏡として投影が起こった体験は、自分にはそんな要素はないという抵抗をうけて再び抑制され、さらなる感情エネルギーの抑制を生み出す事となるからです。

今目の前で起こっている人間関係の投影が与えてくれている浄化・癒しのチャンスに気づかない限り、同じような人間関係の悩みを繰り返す事となります。

つまり、鏡の法則はあなたのあるがままの素直な思いや、痛みを教えてくれる愛が根付いた法則なのです。

宇宙は愛に満ちていて、そんな宇宙法則がこの地球にも絶対法則として存在しています。

終わりに

以上、今回は人間関係と鏡の法則について、実際の投影が起こるメカニズムも含め、お話させていただきました。

いかがだったでしょうか。今回の内容をまとめます。

要約まとめ
  1. 自分に何らかの反応が起こる相手こそが、自分の鏡
  2. 投影が起こると、他者や状況に自分の感情の責任を無意識に押し付けが起こる
  3. 投影は基本的に、日々、抑制している感情のエネルギーの蓄積によって生じる
  4. 私たちは投影によって、自分の特定の感情に対する責任を回避しようとする心理がある
  5. 鏡の法則はあなたのあるがままの素直な思いや、痛みを教えてくれる法則

鏡の法則は自分の視野の狭さや傲慢さを教えてくれるのと同時に、自分に対して愛せていない部分を見せてくれる素晴らしい法則です。

鏡の法則への理解が深まっていくと、この世界の出来事の全ては愛の学びだということに気がつきます。

今もなお、負の歴史が繰り返されているのは、苦しみが人類レベルで癒されていない証拠でしかありません。というのも、鏡と認めない限り、自分の責任をその場しのぎ的に回避することはできますが、苦しみはパターンとして残り続けるからです。

負の連鎖を終わらせるためには、まず自分が自分の鏡と直面し、癒し浄化することです。
そこには自分のエゴを直視するという一種の強さが必要でしょう。
ですが、その強さはあなたを根本から救うでしょう。

もし、人間関係で同じような悩みを繰り返している方は是非、今回の内容を意識してみてください。きっと深い気づきが隠れています。

というわけで、今日はこの辺で。

愛を込めて。

リリ

道端に座る女性たち

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