こんにちは。リリです。
スピリチュアルの世界では、10年ほど前から「アセンション」という現象が非常に注目されています。
この「アセンション」という言葉。スピリチュアルな世界では「次元上昇」という意味合いで使用されています。
「次元上昇」とは、意識の次元が上昇するということであり、簡単に言い換えるならば、霊的(魂の部分での)な成長・進化を遂げること、ということもできるでしょう。
また今は、「地球という惑星自体がアセンションしている。」などとも言われており、同時期に地球と同じアセンションプロセスを経験している惑星はこの宇宙世界で他にない。ということで、地球では余計に騒がれているようです。
今回は、そんなアセンションと密接な関係性にある「人間関係」にフォーカスを当てて、お話をしていこうと思います。
この人間関係という分野は、アセンションを遂げたい方にとって、非常に重要な部分、避けては通れない部分となりますので、ぜひ読んでみてください。
それでは早速、いきましょう。
アセンションと人間関係の密接な関係とは
もし、自分がアセンションしているのか、もしくは、しつつあるのかどうかを確かめたい場合、自分の人間関係を見つめてみるといいでしょう。
というのも、今現在、自分自身が他者と築いている人間関係(家族含め)こそが、それを確かめる非常に明確なサインとなるからです。
ただ、中には、「人間関係はスピリチュアル性に関係ない。山籠りなど人間関係は排除して、ひたすら瞑想をすることが大切だ」というふうに伝える人々もいます。
ですが、1人きりでいたり、瞑想している時は非常に平安でも、人間関係の中に入った途端、平安を失う人というのはたくさん存在しており、それではあまり意味がありません。
心をオープンにして、自らの体験や関係性を通して、どんな現実を目にしても心が平安になっていくことこそが大切です。
それこそが真のアセンションであり、多くの人たちが求める真の幸福であり、成長進化ではないでしょうか。
実際、人との関係は時に、私たち自身の未解決な問題を映し出し、それをストレートに見せてくれる強力な鏡となることも多々あるのです。
自分の平安を奪う人は、自分の傷だったり、受け入れていない要素を見せてくれるエゴの仮面を被った愛の使者です。
よってもし、「自分は十分に成熟している存在だ」と感じていたとしても、周りに自分の負の反応を誘発する人達が溢れていたり、トラブルが多いのであれば、その認識は見直した方がいいかもしれません。
というのも、彼らは自分の成長課題を見せてくれているサインとしての存在だからです。
そのようにして、人間関係はアセンションという現象において、決してスルーできない密接な関係を持つ要素となっていきます。
成長・進化(アセンション)のプロセスは「油断大敵」
成長・進化を遂げているプロセスの中にいる人たちの中には、「無意識のうちに油断して、”気づき”を失う」というパターンに陥る人も多々、存在します。
時に、「もう大丈夫だ。私は成長した!成熟した!」などとそんな風に、思い込んでしまうことがあるのです。
というのも、他者との関わりがなければ、自分の鏡となる存在がありませんので、ある種、自己納得のような感覚で、「自分は思いやりに溢れ、気づきを保つことの出来るところまで、意識レベルが成長した。」という風な、安易な判断に走ってしまいがちなんです。
ちなみにこの現象は、愛に関する知識だけを蓄えて、その実践がおろそかになっていたり、自分都合的(自分が好きな人だけのことを考えたり接する)になっている時に起こりがちです。
実際、私自身も、「油断とその後の体験による気づき」を体験したことがあります。
リリの油断エピソード
今からご紹介するのは、私が以前、ある販売系の仕事をしていた時のエピソードです。
当時の私は、「愛が重要。思いやりが重要。」ということをもっとも意識して、自分にそれを”課して”いました。
そんな自分に満足していたし、他者からも愛情深い人として見られたかったのです。実際、その実践は、当時の環境の中では成功していました。だからその時は、すっかり「自分は愛情深い成長した存在だ。」と思い込んでしまっていたのです。
ただ、そんな中で突如、私は自分に対して非常に当たりの強い人に出会うこととなります。その方は、当時、私にだけ当たりが強く、あらゆる理不尽とも言えるような怒りをぶつけてきました。
その時、私は表面的には愛を表現することで”偽りの余裕”を示したりしましたが、内面の素直な感情はというと、荒れ狂っていました。心の中が怒りや悲しみといった感情で、溢れ返っていたのです。
そして、そこでようやく、はたと気付いたのです。「ああ、私はまだ沢山の癒えていない部分があった。ありのままの自分の状態への気づきを失っていた。」と。それを教えてくれたのは、自分にとって都合の悪い存在、自分の苦手な存在でした。
そして、世界はいつでもそのように、自分の内面を明確に映し出してくれる鏡が存在しています。
よって、人と関わり続けるということは、自分自身の(自他への)愛情と慈しみに欠けた部分が明らかになっていく。ということでもあります。これは、私たちが「あるがままの自分に対して正直で、確かな気づきをもつ。」という意志さえ持っていれば、自ずと起こっていくことです。
そんな時、自身の心の痛みや闇と向き合い、正直かつ明晰な気づきを持つことで、私たちはあるがままの世界への愛を表現していくことが可能となるのです。
自分にとって都合の悪い事にこそ、アセンションポイントが隠れている
人と関わると、時に摩擦による争いが起こったり、不快感や傷が生まれたり、苦しみを生み出すことが多々あります。人間関係はいつでも、私たちに「悩み」という形で気づきをもたらします。
その結果、時には、自分の内面に閉じこもり、1人で瞑想したくなる人の気持ちも理解できます。それ自体は、なんら悪いことではありません。
ただ、そんな時大切にした方が良いことが2つ、あります。それは以下の2つです。
- 強い負の反応が起こる人間関係に対して、見てみぬふりをしない
- 自分のありのままの気持ちを隠さない
それぞれ、どういうことなのか説明しますね。
①強い負の反応が起こる人間関係に対して、見てみぬふりをしない
人間関係は、ある意味で自分にとって不都合なことばかりです。
時には周りが未熟かつ野蛮で、自分は成熟した存在に見えて、そんな周囲を無視して見てみぬふりをして、ごまかしたくなることもあるかもしれません。
また、自分はその人たちよりマシ、上だとして、見下すこともあるかもしれません。ですが、それは間違いです。
これは、アセンションのプロセスを経過していく中で大切な部分なので、あえて断言しました。
どんな相手でも、自分が強く反応を起こす相手は、自分の愛に癒えていない部分を見せてくれるありがたい教師に違いありません。
そして、この「鏡の法則」は、決して自分をジャッジするための法則なのではなく、自分に対して愛が欠如している部分を教えてくれる非常に愛深い法則です。
ですから、誰かを見下したり、ジャッジしている限り、それは”霊的エゴ”(自分が上の存在だと勘違いしてしまうスピリチュアルなエゴ)に囚われているに過ぎないのですが、と同時に、自分の心の中にある苦しみ・痛みへの気づきを促しています。
②自分のありのままの気持ちを隠さない
時には、自分の本音を隠して、相手に合わせてしまい、後から心の中で怒りや悲しみが出てくる…と、そんな事もあるでしょう。
多くの人が、自分の素直な感情を無視したり切り捨てたりして、自分の真実を言わなかったり、本当の思うところを相手に隠したりして、不快な状況・争いを避けています。
そして、その声は見えない部分で自分の内面に蓄積され、時に陰口や自己批判にすり替わっていきます。
今回上記した私の実例のように、私の以前の行いもこれに当てはまります。当時の私は”良い人”でいようとして、本音を隠していました。
ですが、心をオープンにしてあるがままの自分に正直になり、相手に自分の思いを率直に告げることは、とても誠実なことです。
誤解のないようにお伝えすると、これは決して、何でもかんでも相手に気を使わずに批判することを推奨しているわけではありません。
「相手を思いやりつつも、自分の言いたいことはオープンなマインドできちんと伝える。」ということです。
もっと具体的に言えば、「ノー」と言いたい時にちゃんと「ノー」と言うであったり、それは違うと思うことに対して無理に同調しないであったり…。
それは時に相手にとって、愛の鞭となることもあるかもしれないし、時には摩擦が起こることもあるかもしれません。
ですが、長期的にみたならば、お互いの関係性のためには非常に大切なことであることに気づきます。
結局のところ、人との関わりの中で大切なのは、自分に対しても他者に対しても、できる限り素直になり、自分の素直な思いや願望を出来る限り率直に相手に伝える努力をすることです。
その態度の中には、あるがままの自分や現実に対しての、「オープンなマインド」と「愛の強さ」が内在しています。
このように、今回お話した2つのポイントの実践にこそ、アセンションのための鍵が隠されているのです。
おわりに
以上、今回はアセンションと人間関係に関して、色々とお話させていただきました。
いかがだったでしょうか?
今回の内容をまとめます。
- 今現在、自分自身が他者と築いている人間関係(家族含め)こそが、自身のアセンションを確かめる非常に明確なサインとなる
- 心をオープンにして、自らの体験や関係性を通して、どんな現実を目にしても心が平安になっていくことこそがアセンション
- 自分の平安を奪う人は、自身の受け入れていない要素を見せてくれるエゴの仮面を被った愛の使者
- 成長・進化(アセンション)のプロセスは「油断大敵」
- 人と関わり続ける事で自分自身の(自他への)愛情と慈しみに欠けた部分が明らかになっていく
- 鏡の法則は、決して自分をジャッジするための法則なのではなく、自分に対して愛が欠如している部分を教えてくれる非常に愛深い法則
- 心をオープンにしてあるがままの自分に正直になり、相手に自分の思いを率直に告げることは、とても誠実なこと
- 「オープンなマインド」と「愛の強さ」がアセンションの鍵
人との関わりは、時に私たちを失望させたり、苦しみのどん底に連れて行くこともあります。
人間関係に真摯に向き合っている人は、ある意味で苦しみが増えたように感じるかもしれません。無知だった時よりも、自分の人生に責任を負って気づきを保っているので、苦しみを感じやすいのです。
ですが、それらの経験の中にはとんでもない恩寵が隠されており、自分や他者を愛し許すための素晴らしい気づきを含んでいます。
それこそが成長のサインであり、根本的に心が癒されて行く上でのサインです。より明晰な気づきが起こっていけばいくほど、私たちの心は意識的になり、オープンになっていきます。アセンションしていきます。
だからこそ、ぜひ、ご自分の人間関係を、自分への愛と思いやりの視点で見つめてみてください。
きっと大きな気づきが隠されていることでしょう^^
また、私が日々行なっているノンデュアリティセッションや、無料メルマガ講座でも、そのための方法を余すことなく伝えたり、実践をサポートしています。
興味のある方はぜひ、確認してみてくださいね^^
それでは今日はこの辺で。
愛を込めて。
リリ