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リリ
目覚めの案内人
純粋な非二元(悟り)の観点から心のセラピストとして活動しているリリです。
幼い頃から、この世界への諸行無常感を抱え、極度に繊細で敏感(HSP)な自分に生き辛さを感じいました。20代の時に訪れた絶望を機に悟りの探求を始め、一瞥・覚醒を数度体験。
セッションでは表面的な改善でその時だけの状況を変えていくのではなく、より本質的かつ根本的な改善方法に導くことを心がけています。
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エニアグラム【タイプ9 平和を求める人】ってどんな人?特徴・輝き・囚われ・成長の方向性について

エニアグラム

こんにちは。リリです。

今日はエニアグラムのタイプ9「平和を求める人」にフォーカスを当てて、解説していきます。

タイプ9は「内なる平和」を重視するタイプであり、のんびりした癒しの雰囲気を持つ人も多いです。

ただ、だからこその苦悩や葛藤もあり、そんなタイプ9を学ぶことで、彼らの深層心理を汲んだコミュニケーションを取ることができるようになったり、自己理解を深めることができます。

というわけで今回はタイプ9を紐解いていきます。

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目次

エニアグラム タイプ9の特徴

エニアグラム
画像著作元:https://www.instagram.com/la.petite.asa/
タイプ9平和を求める人の特徴

・受容的
・安心感がある
・現状に甘んじがち
・諦めが早い
・気楽
・控えめ
・平和の希求
・精神的探求者
・怠惰
・宇宙への信頼

タイプ9が「平和をもたらす人」と表されるのは、彼らほど、自分自身や他者のために平和を求めるタイプがいないからです。

心の平和を維持することが何よりも大切なことであり、平和を強く求める気持ちから自然と精神的な探求へと誘われ、彼らの多くはスピリチュアルな探求者となります。

他者や宇宙とのつながりを切望し、自分が身を置く世界に平和や調和を確立するように努めます。

ただ、平和を求めるあまり、自分自身の怒りなど素直な感情を抑圧し、慣れ親しんだパターンに埋没し、自己成長に対して怠惰になることもしばしばです。

怠惰は楽しいながら痛ましい状態である。
幸福になるには、何かをしなければいけないからである。

ウィリアム・ハズリット

健全で最高の状態のタイプ9

健全なタイプ9は、受容性があって、気取らず、情緒が安定しており、穏やかです。

物事をあるがままに受け入れて、自分も他者も信頼し、人生を信頼しリラックスしています。

生まれ持った平和な雰囲気は、人々を安心させ、気分を和ませ癒す力があり、善性の象徴のような気質を持ちます。

そのエネルギーは集団を調和させ、時には励まし、くじけないように支える強さにもつながっています。

あるがままの自分を受け入れることができるため、生まれ持った本能的な威厳(どっしり地に足がついた感じ)と深い平静さと真の安らぎを体現します。

通常の状態のタイプ9(大半の人が当てはまるノーマル状態)

通常の意識段階のタイプ9は、控えめで周りに順応し、他者に同調しすぎることがあります。

必要以上に人に合わせてしまったり、他者を理想化し、他者の意見を通して自分の世界を見ることも少なくありません。

また、自分の思う平和が崩れるのが何よりも嫌なので、変化や混乱やどんなものでも圧迫感を感じるものは基本的に避けて恐れます。

その結果、自発性がなく、基本的に受け身で腰が重く、反応が鈍く、自己満足の世界で現実逃避をすることもしばしばです。

問題を直視するのが得意ではなく、表面的な平和を守ろうとし、その結果、現実から目を逸らし、自分の見たくないものには全く気づかないレベルまで目を逸らしてしまうことも。

側から見たら、逃避的で投げやりで軽率。そんな風に見られることも少なくありません。

どんな代償を払ったとしても、問題を自分の見えないところに隠してしまい、表面的な平和を保とうとするのです。

タイプ9の思考一例:「いつも気持ちの良いベッドや適度に散らかった机など、私の世界を守って、心穏やかにいたい。自分は大丈夫だと感じられる状態を保っていたい。」

不健全の状態のタイプ9(病理的な状態)

不健全なタイプ9は極端に感情や自分の本音を抑圧し、十分な人格形成すらままならなくなります。

頼りなく無力になり、問題や争いがあること、何か不都合があると言うことを頑なに否定し、現実に向き合うことを拒絶します。

彼らを大切に思ったり必要とする人に対して、投げやりで無責任で危険な態度をとり、自分に脅威を与えると感じるようなものは全て関係を断ちます。

その結果、周囲に助けがなく孤立し、感情の崩壊、人格の分裂が起き、多重人格になることもあります。

タイプ9の輝き

タイプ9固有の輝きは「辛抱強さ」です。

これは自己犠牲的な辛抱強さではなく、服従や根性・義務といったこととは無縁の希望に満ちた忍耐力としてあらわれます。

それは他者の成長を見守るときなどにも発揮され、他者のあるがままの状態を尊重しつつも、決してその人を見捨てることなく、時には助けながらもできる限り見守り続けるような、そんな深い愛として表現されます。

タイプ9の囚われ

タイプ9固有の囚われは「自己成長への怠惰性」として現れます。

タイプ9は全タイプの中で一番怠惰な状態に陥りやすいタイプです。

腰が重く、周囲の世界に対して適切に反応することが中々難しいことがあります。

その結果、自分自身に対しても他者に対してもありのままに触れ合おうとせず、その結果、徐々に偽りの平和にしがみつき、現実逃避をして幻想の中に生きるようになります。

タイプ9のコミュニケーションスタイル(会話形式)

タイプ9の会話スタイルは「長編小説」のようです。

タイプ9は誰かの話を聞いている時よりも自分が話す方が快適さを感じやすい傾向があり、話しかけた時の返答が長くなりがちです。

もちろん、タイプ9の全ての人がそうであるわけではありませんが、内気であまり話さないようなタイプ9も一旦話し始めると必要以上のことも詳細に語り出したり、話の内容がどんどん逸れていって収拾が付かなくなる傾向にあります。

タイプ9の会話一例
タイプ9の友人「やあ、元気にしてた?」
タイプ9の男性「元気だよ!でも今日は少し偏頭痛があるかもね。昨日慣れない運動をしてしまったのが原因かもしれない。ーって川のことっている?あそこが気に入ってね、そこの周りを昨日歩き回ったんだよ。そしたら可愛い猫がいてさ、僕に擦り寄ってきたんだよ!それでご機嫌で歩いてたら友人のーーもたまたま歩いててさ、びっくりしたよ!ーーのこと知ってるよね?彼と久々に話したら盛り上がってさ………」

タイプ9のウイング

エニアグラム
画像著作元:リリ

タイプ9のウイングは、タイプ1「改革者」もしくはタイプ8「挑戦者」です。

メイン「タイプ9平和主義者」+ウイング「タイプ8挑戦者」の特徴

メインがタイプ9のウイングがタイプ8の人たちは「調停者」と表されます。

健全な状態

このサブタイプの健全な人々は忍耐力や精神的強さがあり、他者の気持ちを楽にする能力に長けています。

パワフルでありながら優しく、人や物事にたやすく関わることができるようになり、人と人との調和を手助けすることさえあります。

もう一つのサブタイプよりも社交的であり、一般的に個人主義というよりも、人と仕事を共に行うことを好みます。

現実的な面もしっかりと見据え、目の前にあるニーズや物理的、経済的状況に積極的に関わっていきます。

通常〜不健全な状態

このサブタイプの通常〜不健全な状態の人々は、人付き合いや楽しい時間を過ごすことを好みます。

自分にとって心地の良いことや安らぐ慣習に耽ることに惹かれ、その結果、重要な目標に集中することが難しくなりがちです。

頑固で防衛的になり、自分の立場を譲らない傾向があり、そうなると誰にも耳を貸さなくなります。

防衛的になると機嫌が悪くなりますが、引き金が何なのか予測することは難しいです。

無遠慮になり感情が爆発したかと思えば、突然穏やかで温和な状態に戻ったりします。

メイン「タイプ9平和主義者」+ウイング「タイプ1改革者」の特徴

メインがタイプ9のウイングがタイプ1の人たちは「夢見る人」と表されます。

健全な状態

このサブタイプの健全な人々は、想像力が豊かであり、創造的です。

創造性は芸術的な分野(演奏・ダンス・スポーツ・アートなど非言語的な分野)で発揮されることが多く、また、大きな組織で成功することもできます。

人をジャッジせずにフラットに見ることに長けていたり、人の助けになろうという真心があり、元気をくれる存在です。

通常〜不健全な状態

通常、このサブタイプの人々は、自分の平和を感じるために、外の世界が平和である必要があると考えます。

外の世界をコントロールしようとした結果、本質的ではない活動にはまり込んでエネルギッシュになりますが、無頓着なため、長期的な活動を継続することは難しいです。

もう1つのタイプよりも冒険を好まず控えめで、怒りは抑圧されたものが漏れ出るような形で表れます。

また、彼らは社会的地位に敏感であり、自身の階級や文化、ライフスタイルに対して道徳的優越感を持ちます。

その結果、厳格さや潔癖さ、礼儀正しさ、完全主義な部分もあるかもしれません。

タイプ9が成長するための8つの助言

・いつも他者の願望に大人しく従うのではなく、自分のありのままを尊重する。
・自分自身を強く出すようにする。自分を取り巻く世界に対して行動的な参加者になるようにする。
・問題が起きている人間関係がある場合、その問題の原因が自分自身のどんなところにあったのかを考えてみる。自分の形成してきた表面的な平和を犠牲にしてでも、正直に吟味することが大切。
・自分の感情を抑えすぎない。
・重大な苦しみに陥った時を除き、なるべく薬剤(鎮静剤など)は使わない。
・自分自身の感情に気づくように自分自身を仕向けて、まず物事を表に出させることを意識する。
・本当に生きるということはどういうことか、自分の人生を生きるということはどういうことか真剣に考える。
・自分自身を信頼して、自分の恐怖や不安をパートナーや友人に自由に共有する。

タイプ9の有名人

リンゴ・スター、ウーピー・ゴールドバーグ、スーザン・ボイル、カール・ユング、高木ブー、松坂慶子、笑福亭鶴瓶、細野晴臣、樹木希林etc…

エニアグラムの探求を本格的に行いたい方へ

エニアグラムはあるがままの自分観察を可能とし、自分自身のエゴ(自我)を超えるその方向性を示してくれる素晴らしい「目覚めへの地図(覚醒ツール)」です。

もっと深く学びたい、自分のタイプを明確に知りたい。と言う方のためにエニアグラム探求のセッションを行っています。

簡単な診断ではなく、深く深く追求して間違えたタイプの探求が起こらないように診断していきます。

自分の成長進化、目覚めのための地図づくりであるとともに、他者との調和も意識していきます。

もし興味のある方はぜひ、以下よりご確認ください。

おわりに

以上、今回はタイプ9「平和を求める人」について、解説させていただきました。

いかがだったでしょうか?

タイプ9はどっしり地に足をつけた雰囲気を持ちながらも温厚で優しい平和的なムードを持っていて、人々を癒し励ます存在になるようなタイプです。

ただ、今回ご説明してきたように自分の気持ちを押さえつけすぎた結果、急にそれが爆発して怒りを外に瞬間的に表現することもあります。

そうした際に、普段のタイプ9を知っている周りの人々は「え?あの人が怒った…?」と顔を見合わせたくなるほどに、意外に感じるかもしれません。

しかし、それはタイプ9がストレスを溜め込んでしまっているサインであり、特徴の1つでもあります。

だからこそ、ご自分のお知り合いにタイプ9の方がいるなーと思った方などはぜひ、そんな時は思いやりを持って彼らに接してあげてください。

そして、ご自分がタイプ9の方はできる限り、日頃からご自分の気持ちを尊重してあるがままに表現することを意識すると良いかもしれません。

エゴに囚われなくなっていけばいくほど、とても素敵な気質を持っているのがタイプ9だと思います。

と言うわけで、今回はこの辺で。

少しでも参考になれば幸いです。

愛を込めて。

リリ

エニアグラム

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