
ふだん話したいことを自由に話せていますか?
自分の話を共感とともに受け止めてくれる人はいますか?
自分が抱えている悩みや課題を共有できる相手や場所がありますか?
誤解やすれ違いを乗り越えて関係をもっと深めたい人はいませんか?
人の悩みの90%は人間関係の苦しみです。
人間関係におけるすれ違い、衝突、誤解、理解してもらえない苦しみをどうしたらいいのでしょうか?
実は、そうした苦しみの中には、圧倒的に不足しているものが一つあります。
それは、「受容のこころ」です。
受容のこころは、あるがままの自分が尊重され受け入れられる安心感をもたらすものですが、多くの人々がこの受容による安心感を感じることができずに苦しんでいます。
実際に、幼少期〜現在までに、「ありのままのあなたではだめ!」そんな風に言われたり思い込んだりした経験はありませんか?

そうした受容されなかった体験は心に傷を生み出し、その傷がコミュニケーションに大きな影響を与えます。

やがて、人は無意識に負の信念・思考を蓄積するようになり、その重荷を抱えたまま、他者とコミュニケーションをとるようになっていきます
その結果、
「どうしてわかってくれないんだろう」
「あの人さえ変わってくれれば」
「私は今のままではいけない存在なんだ」
「あなたが間違っている」
「あの人はもっと〜するべき」
「あなたのために正しいことを言ってるのに…」
このような思いが交錯して、私たちの人間関係の糸はどんどんもつれていきます。

その結果、あらゆる心の苦しみが起こります。
そして、こうした問題に圧倒的に欠けているもの…
それが「受容するこころ」なのです。
もし、あなた自身があるがままに受け入れられる世界があったとしたら…
「あなたはあなたのままでいいんです。素晴らしいんですよ」
「あなたらしくいればいいんですよ」
「失敗しても大丈夫」
「私はあなたを見捨てませんよ」
「あなたは一人ではないですよ」
どんな思い、望み、悩む苦しみに対しても、こうした受容するこころがもたらされたとしたら…
あなたの内面が変わります。そして、生きる世界が変わります。

この「受容するこころ」が前提となった対話によって、人の心は癒され目覚めていきます。
それこそが「本当の対話」が持つ力なのです。
そんな「本当の対話」が持つ力が最大限引き出されるセッションが「オープンダイアローグセッション」です。
傾聴のプロ2名による「オープンダイアローグセッション」が持つ可能性
オープンダイアローグでは、聞き手であるセラピストが「受容するこころ」によって相手の意見を否定せずに受け入れるため、クライアント本人が自分のペースで悩みを表現できます。このアプローチにより、安心して話せる環境が生まれ、ストレスを軽減する効果が生まれます。セラピストによる一方的な働きかけではなく、クライアントの体験をそのまま受け止めることで、心が解放されやすくなります。
そうした「本当の対話」を通じて、クライアント自身の心の変容をうながし、結果的として様々な問題から解放されるプログラムです。
可能性その1. 治療の枠を超えた個人の成長と自己理解の促進
オープンダイアローグは、心の悩みを単に「治療」するためのセッションではありません。
話し手自身の考えや感情を整理し、新しい視点(目覚めた視点)から自己を理解することをサポートするためのものであり、対話を通じて自然に成長していける効果を持っています。一人一人が自らの力で気づきや自己発見を重ねることができ、長期的な精神的安定や成長を促すことをサポートします。
その2. 家族やチームとのつながりを深める
クライアントだけでなく、家族や支援者も一緒に参加できるため、支援する人々とのつながりを深め、家族や友人間でのコミュニケーションをより健全かつ円滑なものにする効果があります。このアプローチにより、家族がメンタルヘルスの理解を深め、チーム全体で支え合うことができるようになります。
例えば、親が子どもや家族の問題に取り組むとき、オープンダイアローグによって全員が対話に関わることで家族全体で解決策を見つけやすくなります。
その3. 企業や組織における対話文化の浸透
オープンダイアローグのアプローチは、職場環境においても役立ちます。社員同士の対話を促進し、互いの立場を理解し合うことで心理的安全性を高め、ストレスを軽減する効果が期待できます。これにより、職場での関係性の向上、離職率の低下、モチベーションの向上といった組織全体の改善にもつながります。
特に、リモートワークやハイブリッド勤務で生まれがちな「疎外感」を和らげ、メンバー間の信頼関係を強化するツールとして活用できます。
その4. 子育て・教育現場での活用
子育てや教育現場でも、オープンダイアローグは親と子、教師と生徒の心の健康を支え、共感と理解を育むツールとして活用できます。学校でのいじめや不登校、教師と保護者の関係性の改善に役立ちます。
子どもや生徒が問題を対話形式で解決し、互いにサポートし合う環境を作ることで、コミュニケーションスキルの向上や共感力の育成にもつながります。
・苦しみの過去から解放される(トラウマの癒し)
・家族・職場・恋愛など様々な人間関係の改善・向上
・自分の能力や可能性に気づく
・罪悪感、自責感情から解放される
・他者への不満・怒りの軽減ないし消失
・未来への不安・心配から自由になれる
オープンダイアローグ・セッションでは、セラピストによる徹底した傾聴と「リフレクティング」と呼ばれる独自の応答方法を通じてクライアントの自然な気付きを促し、人が誰しも持っている自己回復力を引き出します。
具体的な内容




ステップ2~4のプロセスを適宜、繰り返します。そうすることによって、自分でも普段意識していない深い部分にある気持ちに気付くようになり、結果としてより深いレベルでの自己理解と自己受容・他者理解と他者受容が起こります。
私たちは日常の会話において、各自に立場の違い、目的の違い、コミュニケーション能力の違いがあり、そうした前提条件の違いをもとにコミュニケーションをしています。
対人関係や組織、集団(家族や趣味サークルも含む)における悩みの多くは、私たちが立場の違い、目的の違い、コミュニケーション能力の違いに無自覚なまま、互いの心理的安全性も確保されないまま、極めて表面的かつ限定的なコミュニケーションしかしていないことから生まれています。
さらに近年はSNSの発展からその傾向に極めて大きな拍車がかかっており、断片的なコミュニケーションから引き起こされる誤解や極端な先入観によってストレスを抱える人は増加する一方にあります。
分厚い本のたった数ページだけを読んでその本の内容を判断することはできないように、私たちも表層部分だけで人を判断することはできないはずです。
ですが、私たちは日常のコミュニケーションにおいて同様のことをしています。そしてほとんどの場合、そのことに気付いてさえいないのです。
いつも自分がコミュニケーションしている相手のことをどれだけ知っていますか?
そして自分自身のことをどれだけ知っていますか?
今までさんざん繰り返し読んできたと思っていた本が、実際には同じページを繰り返し読んでいただけだったとしたら?
周囲の人々も自分自身も、本当はどこまでも未知の存在です。
未知の存在を未知の存在として受容し対話する。オープンダイアローグ・セッションは、そうしたスタンスのもと日常的な会話における障壁(立場の違い、目的の違い、コミュニケーション能力の違い)を可能な限り取り払う工夫をほどこした対話を通して自己理解・他者理解を促します。

会話とは…
①自己および他者は既知の存在であるという前提のもとに、
②現在の関係性を土台にして、
③特定の目的のために
行なうコミュニケーション。
対話とは…
①自己および他者は未知の存在であるという前提のもとに、
②現在の関係性に縛られずに、
③対話そのものを目的として
行なうコミュニケーション。
オープンダイアローグ・セッションでは、上記の会話と対話の違いを認識したうえで、専門のセラピストが日常とは違うコミュニケーション形式による対話をご案内します。

※ここで言う心理的な安全とは、自分のことを否定されない・自分の意見を批判されない・自分の発言を強制されない・自分の発言によって自分の立場に不利益が生じる恐れがない・他者から一方的なアドバイスを押し付けられない等が約束され、あるがままの自分が尊重されていることを話し手本人が感じられる状態のことです。
上記4つの要素が確保された対話が実現した時、人は感情的な浄化を得ると同時に自分や周囲を客観視できる余裕を持てるようになります。その結果として、抱えている悩みや課題に対する解決の糸口を話し手本人が自ら発見したり、そうした問題が自ら解消されていくのです。
また、私たちが特定の目的や計画をもって対話をしようとすると、目の前の人とあるがままにつながることができなくなります。何らかの結果を得るためにコミュニケーションをしてしまうと、その結果につながりそうにないコミュニケーションは必然的に不毛なものに映り、不安や焦り、苛立ちが生まれ、自分が想像もしていなかった別の可能性や今ここにある豊かな時間に気付けなくなってしまうのです。もちろんどのようなコミュニケーションであれ当初の目的や意図というものは存在します。が、それらに囚われることなく、そこから離れることが結果的に自由で豊かなコミュニケーションにつながります。
こうしたコミュニケーションを体験した時、私たちは自身の内面の課題を解決するのに必ずしも特別な誰かに頼る必要がないことを理解します。誰もが自分自身の内面に自分を癒やす力があることを実感するからです。そのことに気付くと、他人に対して卑屈になることはなくなり、また、尊大に振る舞うこともなくなり、自分も他者も肯定して生きられる姿勢が生まれます。
セッションの実践にあたってはもちろん専門のトレーニングを積んだセラピストが対話に臨みますが、あくまでもサポート役に過ぎません。
オープンダイアローグは、他者を通じた自己との対話なのです。
家族、友人、恋人、仕事、どのような人間関係であれ、その不調和の原因は自分自身との関係の不調和にあります。
許せない他者の姿とは、自分が許すことのできない自分の姿の反映です。
嫌悪する他人の姿とは、自分が受け入れることのできない自分の姿の反映です。
自己との対話を通して自分を受容するほどに、結果的に外部の人間関係も好転していきます。
セッションの流れ
参加者全員の心理的安全性を確保するため、その場で話された内容はメモ・録音・録画などの記録に残すことは一切しません。またクライアント側がセッション内容を記録に残すことも禁止とさせていただきます。
話し手(クライアント)は話すことだけに集中することができます。相手からの反論や批判、評価を気にしながら話したり、自分の話がさえぎられたりする恐れなく、自分の思いや考えを「話しきる」ことが可能になります。自分の内面のわだかまりを、専門のセラピストに自由に話してみませんか?
話したいことを自由に話すことができたら、自分の中にきっと素敵なものが発見できるはずです。
対話のテーマは何でもOKです。仕事のこと、家庭のこと、恋人、友人関係、健康、将来のこと、最近気になること、趣味や生きがいについてなど、どんな内容でも大丈夫です。
以上の内容を踏まえ、当サイトのオープンダイアローグ・セッションでは、話し手(クライアント)に対し、支援チーム(セラピスト)が傾聴と質問、さらにリフレクティングという独自のフィードバック(応答)を通して話し手がふだん考えていること、思っていることをストレスなく表現できるよう自然に促していきます。
セッションの実施に当たっては専門のセラピスト2名が支援チームとしてお話を伺います。参加はお一人でも良いですし、パートナーやご家族、友人、職場の同僚など関係する方々を誘って参加されることも可能です(中心となるクライアントの方を含め3名まで)。
最後に参加者全員で感想を分かち合います。自由に感想を伝え合うことで、思ってもみなかった視点が他者からもたらされることもしばしばです。気楽に考えや気持ちを打ち明けることが次回以降のモチベーションにもつながります。
オープンダイアローグのポイントは対話を継続していくことにあります。セッション(対話)の回数に決まりはありませんが、1回よりも2回、2回よりも3回と、回数を繰り返すほどに対話は深まり、結果として自己受容・自己理解も深まっていきます。よって、最低3回からのコースをご準備しています。
課題や悩みを抱えている時どのような解決策がベストであるのかは(そもそも解決策が必要なのかどうかも含め)、当事者はもちろん第三者にもわかりません。しかしながら、私たちが何かを知ろう、コントロールしよう、理解しよう、解決しようという思いを手放し、結果に対する不確実さを受容して対話する時、大きな変容が起こり得ます。
※セッションはオンラインZOOMないし都内セッションスペースでの対面形式で実施しています
オープンダイアローグは繰り返すことで真価を発揮します
オープンダイアローグでは、セッションそのものに治療的な価値があるだけでなく、「セッションとセッションの間に変化が起こる」こともしばしばです。

全く同じテーマで話し続けたとしても、継続することでより多面的に自分や他者や事柄について知ることを深めていくことができます。
継続している限り、対話と対話の狭間でオープンダイアローグの作用が浸透していきます。
「ひたすら改善を目指す」と言うような焦りを生じさせるような結果を求めるやり方では、本当の対話は起こりづらくなってしまいます。
ゆとりを持って、本当の対話による癒しの力を体感していただくためにも、私たちのオープンダイアローグでは繰り返し受講していただくことをお勧めしています。
よって、結論が出なければ、「今日は結論が出ませんでしたね。でもそれで大丈夫です。続きはまた今度ゆっくり対話していきましょう」というようなことがあっても良いのです。
それもまた、オープンダイアローグの本質である「あるがままを受容するこころ」だからです^^
私たちのオープンダイアローグ・セッションによって
もたらされること
自分が話したいことを話しきることによって自分の感情を浄化できる
感情が整理されるため自分の内面にどんな思い・考えがあるのかを発見でき、結果、自分の気持ちに正直な行動とは何かを知ることができる
外部から与えられるアドバイスや指針の中にではなく、自分の中に自分を救う答えがあることがわかる
関係者(パートナー、家族、友人など)と参加する場合、セラピストが存在することで、自分の言いたいことを相手に遮られることなく相手に伝えることができ、同時に、相手の言いたいことを自分の感情に遮られることなく聞くことができる
あるがままの相手、あるがままの自分を肯定できるようになる
※オープンダイアローグに関してリリと浩司さんで対談しました。


リリ
悟り的セラピスト
純粋な非二元(悟り)の観点から心のセラピストとして活動しているリリです。
幼い頃から、この世界への諸行無常感を抱え、極度に繊細で敏感(HSP)な自分に生き辛さを感じていました。20代の時に訪れた絶望を機に悟りの探求を始め、一瞥・覚醒を数度体験しました。
セッションでは表面的な改善でその時だけの状況を変えていくのではなく、より本質的かつ根本的な改善方法に導くことを心がけています。
2024/4 ナチュラルスピリット社より「在る視点」を出版。
2024/12〜 雑誌「岩扉開き」にてコラム連載予定

奥富浩司
瞑想家・心理セラピスト
10年以上にわたって、瞑想のガイドに従事し、現在は心理セラピストとして活動しています。
最初から目標や計画を立てて結果をコントロールしようとするのではなく、事前の先入観や予測、期待といったものを手放して対話を通じて自分の内面を探求する。そのプロセスで思わぬ発見や気付きが生まれ、結果として変容が起こる。オープンダイアローグはそんな魅力にあふれています。あなたもセッションを通じて内なる旅に出てみませんか? そこではきっと思いもかけない宝物が見つかるはずです。私も一緒に未知の領域を旅することにワクワクしています。
ぜひお気軽にセッションにおいで下さい。
オープンダイアローグ料金のご案内
オープンダイアローグ3回コース(1回60分) | 48000円(税込) |
オープンダイアローグ5回コース | 75000円(税込) 3000円オフ |
オープンダイアローグ10回コース | 150000円(税込) 10000円オフ |
※ペイパルでのクレジット決済の場合、上記料金+決済手数料(3.6%+40円)がかかってまいります。
お客様のお声

最後に…
あなたが話したいと感じたとき、私たちはいつでもここにいます。
あなたのペースで、安心できる対話の場をご用意して、お待ちしています。
ひとりで抱えず、まずは私たちと一緒に一歩を踏み出してみませんか?
あなたの心が少しでも軽くなる、その瞬間を大切にしたいと考えています。
「受容のこころ」による愛が起こす変容を、ぜひ体感してみてください^^

リリ 奥富浩司